IPOの抽選機会を増やすために、どこの証券会社を利用するべきかを悩んでいる人も多いと思います。
IPO投資は、初心者でも簡単にできて、勝率が高いというメリットがあります。しかし、人気があるため、IPOを買うときに抽選になり、当選しにくいという問題点もあります。
ここで、IPOの取扱実績が多く、抽選機会が多い証券会社がどこかが気になる人も多いはずです。
なぜなら、IPOの取り扱いが多い証券口座を保有していれば、それだけIPO抽選の機会が増やせるからです。当然、抽選の機会が多い方がIPOに当たりやすいと言えます。
そこでこのページでは、IPOの取り扱いが多い証券会社をランキング形式でまとめましたのでお伝えします。
目次
IPOの取扱実績(証券会社のランキング)
証券会社によって、IPOの取り扱いに差があることがわかります。以下の表に、IPOの取扱実績が多い証券会社を順番に載せています。
証券会社名 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 | IPO抽選 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 86件 | 87件 | 77件 | 82件 | 65件 | 44件 | 38件 | 詳細 |
SMBC日興証券 | 66件 | 74件 | 72件 | 80件 | 60件 | 34件 | 28件 | 詳細 |
マネックス証券 | 50件 | 49件 | 46件 | 52件 | 39件 | 34件 | 16件 | 詳細 |
岩井コスモ証券 | 34件 | 39件 | 26件 | 41件 | 25件 | 23件 | 7件 | 詳細 |
カブドットコム証券 | 23件 | 27件 | 20件 | 18件 | 19件 | 16件 | 24件 | 詳細 |
岡三オンライン証券 |
47件 | 23件 | 6件 | 10件 | 10件 | 1件 | – | 詳細 |
松井証券 | 9件 | 14件 | 11件 | 16件 | 5件 | 2件 | 11件 | 詳細 |
丸三証券 | 9件 | 10件 | 9件 | 10件 | 6件 | 8件 | 2件 | 詳細 |
むさし証券 |
12件 | 7件 | 9件 | 13件 | 5件 | 2件 | 2件 | 詳細 |
楽天証券 | 11件 | 7件 | 8件 | 10件 | 2件 | 2件 | 12件 | 詳細 |
ライブスター証券 |
4件 | 7件 | – | – | – | – | – | 詳細 |
GMOクリック証券 | 1件 | 0件 | 1件 | 1件 | 2件 | 0件 | 0件 | 詳細 |
立花証券 | 0件 | 0件 | 1件 | 0件 | 0件 | 1件 | 0件 | 詳細 |
スマホの方が少しでも見やすいように、表を左右にスクロールできるように改良しました!
SBI証券、SMBC日興証券、マネックス証券、岩井コスモ証券、カブドットコム証券の5社は、IPO取扱実績が多いので優先して利用したいです。
さらに、IPOに申し込むときに事前入金がいらないため、岡三オンライン証券、ライブスター証券、むさし証券は、管理人のように資金の少ない投資家に重宝します。
IPOに当選するために、証券会社を複数利用し、IPOの抽選機会を増やしましょう。
そのために、まずは証券口座を開設することから始める必要があります。
【口座開設優先】IPO取扱実績が多い証券会社
IPO取扱実績が多いので、以下の5つの証券会社は口座開設を急ぐべきです。
SBI証券
IPOチャレンジポイントが魅力的
【SBI証券のIPO抽選のポイント!】
・IPOの取扱実績がネット証券でNO1
・ネット配分が約50%
・ネット配分の約7割が申込株数に応じた抽選
→資金が多い人ほど申込株数が増えるため当選に有利
・ネット配分の約3割がIPOチャレンジポイントによる抽選
・IPOチャレンジポイントによる抽選は、SBI証券にしかない方法
IPOチャレンジポイントは、使用数が多い人から順番にIPOに当選します。また、IPOチャレンジポイントは、150~300後半あれば当選も見えてきます。
SBI証券は、抽選のライバル数は多いですが、IPOの取り扱いが非常に多く、抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貯まるため、おすすめの証券会社です。
SBI証券からIPOに当選するコツは、特にIPO割当の多い主幹事のときに申込株数を増やすこと、IPOチャレンジポイントをコツコツ貯めることです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
86社 (96%) | 440万人 | 50%(申込株数35%、IPOチャレンジポイント15%) | 〇 | 〇 | 〇 |
SMBC日興証券
IPOの取扱数が業界トップ水準の証券会社
【SMBC日興証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO主幹事実績や取扱実績がトップクラス
・一般的に、IPOは主幹事証券会社に約8割~9割ほど割当られる
→当選本数が多いため、主幹事証券会社からIPOに申し込むことは当選の近道
・SMBC日興証券のネット配分は約10%(1人1票)
・IPO当選後のキャンセルでペナルティがある
・2019年2月下旬以降、IPO優遇特典となる「ステージ別抽選」が5%追加
SMBC日興証券は、抽選のライバル数は多いですが、IPOの主幹事実績や取扱実績が業界トップ水準です。
総合的に考えると、IPOの当選本数が多いので、SMBC日興証券はIPO投資に必須の証券会社です。
SMBC日興証券からネット申込でIPOに当選するコツは、特にIPO当選本数の多い主幹事のときの申し込み回数を増やすこと、良いIPO銘柄のときは再抽選にも参加することです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
66社 (73%) | 337万人 | 10%(1人1票)、ステージ別抽選5% | 〇 | × | × |
マネックス証券
特に初心者がIPO投資をするなら必須の証券会社
【マネックス証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が豊富なネット証券
・ネット配分は100%
・IPOの抽選は、応募株数に関係なく1人1票
→資金量に関係なく、すべての投資家に公平な抽選方式
マネックス証券は、抽選のライバル数はやや多いです。しかし、IPOの取り扱いが豊富にあり、1人1票の完全抽選方式で公平であるため、特に初心者にはIPO投資に必須の証券会社です。
マネックス証券からIPOに当選するコツは、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
50社 (56%) | 180万人 | 100%(1人1票の完全抽選) | 〇 | 〇 | 〇 |
岡三オンライン証券
グループ会社の岡三証券が幹事のとき、委託販売が期待される証券会社
【岡三オンライン証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が多いネット証券
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・IPOの抽選をステージ別に行っているが、優遇対象者は少ないと思われる
・IPO申込の事前入金が不要
・グループ会社の「岡三証券」が主幹事のときに、IPOが多く回ってきてチャンス
岡三オンライン証券は、IPOの取り扱いが多いです。また、ライバルの数が少ないため、穴場な証券会社です。
岡三オンライン証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
47社 (52%) | 20万人 | 100%(1人1票など) | 〇 | 〇 | 〇 |
岩井コスモ証券
実はIPO投資で有力な証券会社
【岩井コスモ証券のIPO抽選のポイント!】
・意外にIPO取扱実績が多い
・口座数が少なく、IPOに穴場
・ネット配分は10%(1人1票)
・IPO抽選時期が遅い
岩井コスモ証券は、IPOの取り扱いが多く、ライバルの数も少ないです。そのため、露出は少ないですが、IPOで有力な証券会社です。
岩井コスモ証券からネット申込でIPOに当選するコツは、二段階のIPO申込み方式を利用して、少ない資金でもIPO抽選機会を増やすことです。
つまり、他の証券会社のIPO抽選結果が分かってから資金移動をしても、岩井コスモ証券のIPO抽選に間に合います。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
34社 (38%) | 42万人 | 10%(1人1票の完全抽選) | × | × | × |
IPOの取り扱いが、やや多いネット証券
IPOのネット配分が多くて、IPOの取扱実績がやや多いネット証券をお伝えします。
カブドットコム証券
三菱UFJグループで、IPOをシステム抽選で配分する証券会社
【カブドットコム証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績はやや多い
・ネット配分は、ほぼ100%
・IPOをシステム抽選
→資金量に関係なく、すべての投資家に公平な抽選方式
カブドットコム証券は、IPOの取り扱いがやや多いです。
カブドットコム証券からIPOに当選するコツは、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
23社 (26%) | 111万人 | ほぼ100%(1人1票) | 〇 | 〇 | 〇 |
IPOの申し込みの事前入金(前受金)が不要な証券会社
IPOの資金不足に悩んでいる方は、以下の3つの証券口座を早めに開設しておくべきです。
なぜなら、IPOに申し込むときに事前入金(前受金)が不要で、当選後に資金を入金すればよいからです。つまり、資金が少なくても、以下の証券会社を使えば、IPOの抽選機会を増やすことができます。
松井証券
IPOの申し込み方法が改善された証券会社
松井証券のIPO申し込み方法が、2018年9月以降に新しく変更になりました! 具体的には、以下の3つが挙げられます。
【変更点】
①IPOの申し込みは、二段階から1回で抽選に参加できるようになりました!
②IPOの抽選に参加するとき、事前入金がいりません! 当選して購入申込をするときに、入金をすれば良いのです。
③IPO当選後のキャンセルも、ペナルティなしできるようになりました! IPO当選後に購入申込をしなければ、「辞退」したと見なされます。
【松井証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、やや少ない
・ネット配分は約70%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
松井証券は、IPOの取り扱いはやや少ないです。しかし、IPOのネット配分が多く、申込方法も改善されたので、意外と狙い目の証券会社です。
松井証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
9社 (10%) | 150万人 | 70%(1人1票の完全抽選) | 〇 | 〇 | 〇 |
ライブスター証券
2017年にIPOに新規参入した期待の証券会社
【ライブスター証券のIPO抽選のポイント!】
・2017年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
・2018年12月から、「IPO専用申込画面」の申込方法に変わりました!
ライブスター証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、ライバルの数も少ないので、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
ライブスター証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
4社 (4%) | 少ない | 100%(1人1票の完全抽選) | 〇 | × | 〇 |
DMM.com証券(DMM株)
2019年にIPOに新規参入した期待のネット会社
DMM株からついにIPOが申し込めるようになりました!
【DMM株のIPO抽選のポイント!】
・2019年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
・DMM株にIPOが割り当てられなかった場合、抽選は行われない
DMM.com証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
DMM.com証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
0社 | 70万人 | 100%(1人1票) | 〇 | 〇 | 〇 |