丸三証券のマルサントレードは、2022年7月15日をもって岡三証券に事業譲渡されました。マルサントレードのサービスはすべて岡三オンラインに引き継がれています。
なので、以下は過去情報になります。
【丸三証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、やや少ない
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が10%(1人1票)
・残りの90%のIPOは「取引実績によるステージ制」で抽選されるが、優遇対象者は少ないはず
丸三証券は、IPOの取り扱いがやや少ないです。しかし、ライバルの数も少ないので、IPOでは知る人ぞ知る証券会社と言えます。
丸三証券からネット申込でIPOに当選するコツは、取引実績など気にせず積極的にIPOに申し込むことです。
丸三証券以外にも、当サイトでは「IPOにおすすめの証券会社」を載せていますので、良ければ参考にしてください。
表:丸三証券のIPO情報まとめ
2021年IPO取扱実績 | 14社 (11%) |
口座数 | 少ない |
ネット配分(抽選方法) | 10%(1人1票など) |
NISA | 〇 |
未成年 | × |
ジュニアNISA | × |
目次
丸三証券のIPO取扱実績
表:丸三証券の過去のIPO取扱実績
2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
14件 | 14件 | 11件 | 3件 | 7件 | 6件 | 10件 |
丸三証券は、証券会社の中でもIPOの取扱実績がやや少ないですが、ライバルも少ないです。IPOの抽選機会を増やすためにも、口座を開設しておきましょう。
丸三証券のIPOの手数料は数百円
表:丸三証券でIPOを売るときの手数料
約定金額 | 売買手数料(税込) |
10万円まで | 264円 |
20万円まで | 264円 |
30万円まで | 264円 |
50万円まで | 440円 |
80万円まで | 704円 |
100万円まで | 880円 |
※お得な「1日コース」の手数料を載せています。
丸三証券からIPOを買うときは、手数料が0円です。一方、IPOを売るときは、株の売買手数料(税込)がかかります。
丸三証券「マルサントレード」の株の売買手数料(税込)は、約定金額ごとに見ると表のとおりです。マルサントレードとは、オンライントレード専門の証券口座です。
つまり、丸三証券「マルサントレード」のIPOの手数料は、1日コースにしておくと、売るときに数百円しかかかりません。
丸三証券は、ネット銀行で資金移動ができる
表:丸三証券で即時入金が使えるネット銀行
提携ネット銀行 | 即時入金 |
ゆうちょ | × |
三菱UFJ | 〇 |
三井住友 | 〇 |
みずほ | 〇 |
りそな | × |
PayPay | 〇 |
楽天 | 〇 |
住信SBIネット | × |
セブン | × |
多くのIPOに申し込むために、資金移動の機会が増えますので、ネット銀行があると便利です。
上の表に、楽天証券で「振込手数料無料の即時入金サービス」が使えるネット銀行を載せています。管理人は、多くの証券会社で使えるので、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」をよく使っています。
しかし、丸三証券では、ゆうちょダイレクトは使えないので、他のネット銀行を使っています。
丸三証券は、取引実績によるステージ制のIPO抽選方式
丸三証券でIPOの取り扱いが決まったら、まず10%のIPOが一律抽選で配分されます。
ここで、一律抽選で配分した株数以外で相当数ある場合に限り、その残りの株数の一定量でステージ抽選が行われます。つまり、お得意様ほどIPOの当選確率が高くなる抽選方式です。
具体的には、半年で12万円以上の手数料を払うと、ステージが一つ上がります。しかし、毎月平均で2万円以上の手数料を落とす人は少ないと考えられます。
そのため、IPOに申し込むときに、このステージ抽選をあまり意識する必要はないかと思います。取引実績が少ない人でも、積極的にIPOに申し込むべきです。
実際、管理人も丸三証券での取引実績はあまりないのですが、気にせずIPOに申し込んでいます。
丸三証券は、IPOの資金をいつまでに入金すれば良いのか?
一般的な証券会社は、ブックビルディング(需要申告)時に資金が必要です。
しかし、丸三証券ではIPOの抽選日に資金があれば問題ありません。抽選日は、ブックビルディング最終日の翌営業日になります。
つまり、丸三証券からIPOを申し込むときは、すぐに資金を用意しなくて良いのです。
ここで、ブックビルディング時に資金が必要であるか、抽選日に資金が必要であるかは、4、5日しか変わらないため、あまり影響がないように感じます。
しかし、この期間があることで、他のIPOの抽選結果が出てから、丸三証券に資金移動する時間ができます。そのため、限られた資金をうまく使って、丸三証券からIPOに申し込むことができるのです。
丸三証券は、IPO抽選時に資金拘束がされる
丸三証券は、IPO抽選時に資金拘束がされ、買付余力から資金が差し引かれます。
そのため、抽選日が1日でもズレていれば、同一資金で複数のIPOに申し込むことができます。
例えば、IPO銘柄A30万円とIPO銘柄B25万円を同じ時期に申し込みをしても、抽選日がズレていれば両方申し込むためには30万円の資金があれば良いのです。
ただし、事実上の落選である「補欠当選」したままでは、資金拘束が解除されませんので注意が必要です。
資金拘束を解除したいなら、辞退をしましょう。そうすれば、出金ができるようになります。
丸三証券は、IPO当選後にキャンセルができ、ペナルティもない
丸三証券は、IPOの当選後にキャンセルができ、ペナルティもありません。
つまり、IPOに当選したとき、微妙なIPO銘柄の購入キャンセルをすることができます。
しかし、ペナルティがないからと言って闇雲にIPOに申し込むことはオススメしません。なぜなら、初値が上がらなそうな微妙な銘柄でも、当選したら欲しくなってしまうからです。
事前に銘柄分析をある程度は行ってから、IPOに申し込むようにしましょう。
丸三証券は、IPO抽選結果に「落選」表示が存在しない
一般的な証券会社のIPO抽選結果は、「当選」「補欠当選」「落選」の3つのどれかになります。
しかし、丸三証券は、「落選」表示が存在しません。つまり、丸三証券は「当選」か「補欠当選」のどちらかしかありません。
そのため、丸三証券は、「補欠当選」表示が事実上の落選となります。なぜなら、当選者以外は、全員が「補欠当選」だからです。
丸三証券のIPO補欠から、繰り上げ当選を狙うべきか?
丸三証券で補欠になったとき、当選者辞退の「繰り上げ当選」を狙うことができます。しかし、管理人はあまり積極的に再抽選には参加していません。
なぜなら、当選者は、ペナルティを覚悟してでも損を回避したいと思うからキャンセルをするからです。一般的に、儲かるようであれば、IPO当選後にキャンセルをしたいとは思いません。
そのようなIPOの再抽選に参加をするのは、初値売りで損をする可能性が高いとも考えられます。
加えて、「補欠購入申込」をするとき、資金拘束がされたままなので、他のIPOに資金を使うことができません。
ただし、初値上昇が大きく見込めるIPOでは、当たれば大きな儲けが期待できるので、再抽選に参加しても良いでしょう。
丸三証券からIPOが複数当選することはあるのか?
IPOの申し込み株数を100株ではなく、数百株で申し込むとIPOが複数当選するのか気になる人も多いと思います。
しかし、丸三証券では、申し込み株数を増やしても、複数当選することはありません。
なぜなら、上の画像にもあるように、公式サイトに「複数単元のお申込みをされていましても最低単元の配分となります。」と明記されているからです。
つまり、丸三証券の場合、1人1票でIPOの抽選がされ、IPOは1銘柄につき100株しか当選しないのです。
このように、丸三証券でIPOが複数当選することはありませんので、IPOの申し込みは「100株」だけで十分です。
丸三証券のIPOのメール通知
丸三証券では、IPO抽選結果のメール通知をしてくれます。
丸三証券で新しく取り扱うIPOのお知らせメール
管理人が公式サイトを見て調べたときは、「IPOのお知らせメール」について書かれているのが見当たらなかったので、念のため問合せをして回答を頂きました。
丸三証券では、「新規IPOのお知らせメール」などのサービスは、いまのところありません。
そのため、管理人は、他の証券会社でIPOを申し込んだ後、丸三証券でも取扱中銘柄がないかを確認しています。
丸三証券のIPO抽選結果のメール
丸三証券では、IPOの当選結果をメールで通知してくれるサービスがあります。メールの通知設定をしておくことで、IPO抽選結果の確認忘れを防ぐことができます。
設定は、画像のように、「口座管理」→「Eメール通知サービス」→「設定変更」からできます。便利なサービスですので、口座を開設したら通知が届くようにしましょう。
丸三証券の口座開設の費用や口座管理料は無料
丸三証券の口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料はかからないので心配いりません。
できるだけ多くの証券口座を開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。当サイトでは、丸三証券以外にも「IPOにおすすめの証券会社」を載せていますので、良ければ参考にしてください。