【岡三オンライン(岡三証券)のIPO抽選のポイント!】
・2022年1月1日より、岡三オンライン証券は岡三証券と経営統合し、岡三証券のオンライン部門へ
・IPO取扱実績が多いネット証券
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・IPOの抽選をステージ別に行っているが、優遇対象者は少ないと思われる
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・岡三証券が主幹事のときに、IPOが多く回ってきてチャンス
岡三オンラインは、IPOの取り扱いが多いです。また、ライバルの数が少ないため、穴場な証券会社です。
岡三オンラインからIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:岡三オンラインのIPO情報まとめ
2022年IPO取扱実績 | 37社(41%) |
口座数 | 40万人 |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票など) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
目次
岡三オンラインのIPO取扱実績
表:岡三オンラインの過去のIPO取扱実績
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 |
37件 | 47件 | 39件 | 34件 | 46件 | 23件 | 6件 |
岡三オンラインは、2013年からIPOの取り扱いが始まりました。
岡三オンラインは、IPOの取扱実績がそこまで多い方ではありません。しかし、最近IPOの取り扱いが増えてきている印象を受けます。また、IPO申し込みの前受金がいらないのは、ありがたいです。
岡三オンラインのIPOの手数料は数百円
表:岡三オンラインでIPOを売るときの手数料
約定金額 | 売買手数料(税込) |
10万円まで | 108円 |
20万円まで | 220円 |
30万円まで | 385円 |
50万円まで | 385円 |
100万円まで | 660円 |
岡三オンラインからIPOを買うときは、手数料が0円です。一方、IPOを売るときは、株の売買手数料(税込)がかかります。
岡三オンラインの株の売買手数料(税込)は、約定金額ごとに見ると表のとおりです。
つまり、岡三オンラインのIPOの手数料は、売るときに数百円しかかかりません。
岡三オンラインは、ネット銀行で資金移動がしやすい
表:岡三オンラインで即時入金が使えるネット銀行
提携ネット銀行 | 即時入金 |
ゆうちょ | 〇 |
三菱UFJ | 〇 |
三井住友 | 〇 |
みずほ | 〇 |
りそな | 〇 |
PayPay | 〇 |
楽天 | 〇 |
住信SBIネット | 〇 |
セブン | 〇 |
多くのIPOに申し込むために、資金移動の機会が増えますので、ネット銀行があると便利です。
上の表に、岡三オンラインで「振込手数料無料の即時入金サービス」が使えるネット銀行を載せています。管理人は、多くの証券会社で使えるゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」をよく使っています。
岡三オンラインのIPO抽選方法「ステージ」について
画像のように、岡三オンラインは、IPOの抽選をステージ別に行っています。ステージの定義は以下になります。
岡三オンラインは、IPO抽選において、お得意様を優遇しています。
ここで、ステージは3ヶ月ごとに変わります。つまり、ステージAになるためには、少なくとも1ヶ月で平均3万4千円の手数料を払う必要があります。
これは、けっこう高い金額となりますので、対象者は少ないかと思います。
そのため、取引実績が少ない人でも、積極的にIPOに申し込むべきです。実際管理人も、あまり手数料を落としていませんが、気にせずIPOに申し込んでいます。
岡三オンラインは、ブックビルディング(需要申告)時に前受金が不要
一般的には、IPOに申し込むときに、事前入金が必要になります。
しかし、岡三オンラインでは、IPOに申し込むときの前受金が不要です。つまり、0円でIPOの抽選を受けることができます。
そのため、資金が限られている人でも、岡三オンラインを使えば、IPOの抽選機会を増やすことが可能です。
ただし、岡三オンラインでIPOに当選・補欠当選したときには、当選した分の買付余力が必要になるのではなく、申し込みをした分の金額が必要になります。
つまり、IPOに100株当選・補欠当選したときでも、1,000株申し込んでいれば、1,000株分の買付余力が必要です。
岡三オンラインは、IPO当選後にキャンセルができ、ペナルティもない
岡三オンラインは、IPOの当選後にキャンセルができ、ペナルティもありません。
つまり、IPOに当選したとき、微妙なIPO銘柄の購入キャンセルをすることができます。
しかし、ペナルティがないからと言って闇雲にIPOに申し込むことはオススメしません。なぜなら、初値が上がらなそうな微妙な銘柄でも、当選したら欲しくなってしまうからです。
事前に銘柄分析をある程度は行ってから、IPOに申し込むようにしましょう。
岡三オンラインからIPOが複数当選することはあるのか?
IPOの申し込み株数を100株ではなく、数百株で申し込むとIPOが複数当選するのか気になる人も多いと思います。
しかし、岡三オンラインでは、原則、申し込み株数を増やしても、複数当選することはありません。
なぜなら、上の画像にもあるように、公式サイトに「できる限り多くのお客さまに配分が行われるよう、当選順位に従って1単元ずつの配分とさせていただきます。なお、複数の抽選で重複して当選した場合でも、当選株数は1単元とさせていただきます。」と明記されているからです。
つまり、岡三オンラインでは基本的には、1人1票でIPOの抽選がされ、IPOは1銘柄につき100株しか当選しないのです。IPOの当選本数より、IPOの申込者数が多いことを考えると、複数当選は考えにくいです。
ここで、例外となるときを考えると、IPOの配分が多いときは、複数当選の可能性があるかもしれません。
例えば、岡三オンラインが主幹事のときは、もしかしたら複数当選することがあるかもしれません。このときは、多めにIPOの申し込みをしたら、良いことが起きるかもしれません。
このように、岡三オンラインでIPOが複数当選することは原則ありませんので、IPOの申し込みは「100株」だけで十分です。
岡三オンラインは、IPOの委託幹事になることがある
岡三オンラインは、ときどきIPOの委託幹事になることがあります。
委託幹事とは、IPO募集要項が書かれた目論見書(もくろみしょ)には記載されていませんが、主幹事証券や幹事証券からIPOの販売を委託された裏幹事のことです。
通常、主幹事や幹事になった証券会社からしかIPOの申し込みはできません。しかし、委託幹事を任された証券会社からもIPOに応募をすることができます。
また、委託幹事は、申し込みライバルが少ないため、IPO当選に有利とも考えられます。
このように、委託幹事は正式に発表されないため、複数の証券会社からIPOの申し込みをするとき、けっこう見落としがちです。
このとき、委託幹事の証券会社からも忘れずにIPOに申し込めば、抽選の機会を増やすことができます。
特に、岡三証券が主幹事証券のときに注目です。なぜなら、このときは岡三オンラインにもIPOの割当が多くされるからです。
岡三オンラインからIPOは補欠当選するのか?
岡三オンラインからIPOが補欠当選するのか気になる人も多いと思います。
私は、岡三オンラインから「ソフトバンク」のIPOが補欠当選しました。しかし、初値が上昇しそうではなかったので辞退しました。
岡三オンラインからIPOが補欠当選したら、良い銘柄なら購入申込をして、イマイチな銘柄なら辞退をするようにしましょう。
岡三オンラインのIPOのメール通知
管理人が公式サイトを見て調べたときは、「IPO通知メール」の記載が見当たらなかったので、念のため問合せをして回答を頂きました。
質問1:新しいIPOの取り扱いが決まったとき、「IPOお知らせメール」などのメール通知サービスはありますか?
質問2:IPOの抽選結果が出た後、当選結果をお知らせするメール通知サービスはありますか?
質問1と2は、それぞれ回答1と2に対応しています。
回答1:システムでの配信サービスのご用意がございません。
回答2:落選された方については弊社より当選結果の通知メールをお送りさせていただく(途中省略)当選・または補欠当選の結果を通知するメールサービスについては現状ご用意がございません。
ここで注意点ですが、岡三オンラインのIPO抽選結果のメール通知は、他の証券会社と逆のパターンです。
一般的な証券会社は、IPOに当選・補欠当選した申込者に対して、「購入申込忘れ」を防ぐためにメールを送っています。
一方、岡三オンラインでは、IPO落選時にメールが送られてきます。これは、メールを待っているだけだと、IPOに当選したのに気づかない可能性が高いです。
そのため、岡三オンラインでIPOに申し込んだときは、抽選日の翌朝にログインして抽選結果を確認する方が確実です。
岡三オンラインの口座開設の費用や口座管理料は無料
岡三オンラインの口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料はかからないので心配いりません。
できるだけ多くの証券口座を開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。