【岡三オンライン証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が多いネット証券
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・IPOの抽選をステージ別に行っているが、優遇対象者は少ないと思われる
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・グループ会社の「岡三証券」が主幹事のときに、IPOが多く回ってきてチャンス
岡三オンライン証券は、IPOの取り扱いが多いです。また、ライバルの数が少ないため、穴場な証券会社です。
岡三オンライン証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:岡三オンライン証券のIPO情報まとめ
2018年IPO取扱実績 | 47社 (52%) |
口座数 | 20万人 |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票など) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
目次
- 1 岡三オンライン証券のIPO取扱実績
- 2 岡三オンライン証券のIPOの手数料は数百円
- 3 岡三オンライン証券は、ネット銀行で資金移動がしやすい
- 4 岡三オンライン証券のIPO抽選方法「ステージ」について
- 5 岡三オンライン証券は、ブックビルディング(需要申告)時に前受金が不要
- 6 岡三オンライン証券は、IPO当選後にキャンセルができ、ペナルティもない
- 7 岡三オンライン証券からIPOが複数当選することはあるのか?
- 8 岡三オンライン証券は、IPOの委託幹事になることがある
- 9 岡三オンライン証券からIPOは補欠当選するのか?
- 10 岡三オンライン証券のIPOのメール通知
- 11 岡三オンライン証券の口座開設の費用や口座管理料は無料
岡三オンライン証券のIPO取扱実績
表:岡三オンライン証券の過去のIPO取扱実績
2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 |
47件 | 23件 | 6件 | 10件 | 10件 | 1件 | – |
岡三オンライン証券は、2013年からIPOの取り扱いが始まりました。
岡三オンライン証券は、IPOの取扱実績がそこまで多い方ではありません。しかし、最近IPOの取り扱いが増えてきている印象を受けます。また、IPO申し込みの前受金がいらないのは、ありがたいです。
岡三オンライン証券のIPOの手数料は数百円
表:岡三オンライン証券でIPOを売るときの手数料
約定金額 | 売買手数料(税抜き) |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 200円 |
30万円まで | 350円 |
50万円まで | 350円 |
100万円まで | 600円 |
岡三オンライン証券からIPOを買うときは、手数料が0円です。一方、IPOを売るときは、株の売買手数料(税抜き)がかかります。
岡三オンライン証券の株の売買手数料(税抜き)は、約定金額ごとに見ると表のとおりです。
つまり、岡三オンライン証券のIPOの手数料は、売るときに数百円しかかかりません。
岡三オンライン証券は、ネット銀行で資金移動がしやすい
表:岡三オンライン証券で即時入金が使えるネット銀行
提携ネット銀行 | 即時入金 |
ゆうちょ | 〇 |
三菱UFJ | 〇 |
三井住友 | 〇 |
みずほ | 〇 |
りそな | 〇 |
ジャパンネット | 〇 |
楽天 | 〇 |
住信SBIネット | 〇 |
セブン | 〇 |
多くのIPOに申し込むために、資金移動の機会が増えますので、ネット銀行があると便利です。
上の表に、岡三オンライン証券で「振込手数料無料の即時入金サービス」が使えるネット銀行を載せています。管理人は、多くの証券会社で使えるゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」をよく使っています。
岡三オンライン証券のIPO抽選方法「ステージ」について
画像のように、岡三オンライン証券は、IPOの抽選をステージ別に行っています。ステージの定義は以下になります。
岡三オンライン証券は、IPO抽選において、お得意様を優遇しています。
ここで、ステージは3ヶ月ごとに変わります。つまり、ステージAになるためには、少なくとも1ヶ月で平均3万4千円の手数料を払う必要があります。
これは、けっこう高い金額となりますので、対象者は少ないかと思います。
そのため、取引実績が少ない人でも、積極的にIPOに申し込むべきです。実際管理人も、あまり手数料を落としていませんが、気にせずIPOに申し込んでいます。
岡三オンライン証券は、ブックビルディング(需要申告)時に前受金が不要
一般的には、IPOに申し込むときに、事前入金が必要になります。
しかし、岡三オンライン証券では、IPOに申し込むときの前受金が不要です。つまり、0円でIPOの抽選を受けることができます。
そのため、資金が限られている人でも、岡三オンライン証券を使えば、IPOの抽選機会を増やすことが可能です。
ただし、岡三オンライン証券でIPOに当選・補欠当選したときには、当選した分の買付余力が必要になるのではなく、申し込みをした分の金額が必要になります。
つまり、IPOに100株当選・補欠当選したときでも、1,000株申し込んでいれば、1,000株分の買付余力が必要です。
岡三オンライン証券は、IPO当選後にキャンセルができ、ペナルティもない
岡三オンライン証券は、IPOの当選後にキャンセルができ、ペナルティもありません。
つまり、IPOに当選したとき、微妙なIPO銘柄の購入キャンセルをすることができます。
しかし、ペナルティがないからと言って闇雲にIPOに申し込むことはオススメしません。なぜなら、初値が上がらなそうな微妙な銘柄でも、当選したら欲しくなってしまうからです。
事前に銘柄分析をある程度は行ってから、IPOに申し込むようにしましょう。
岡三オンライン証券からIPOが複数当選することはあるのか?
IPOの申し込み株数を100株ではなく、数百株で申し込むとIPOが複数当選するのか気になる人も多いと思います。
しかし、岡三オンライン証券では、原則、申し込み株数を増やしても、複数当選することはありません。
なぜなら、上の画像にもあるように、公式サイトに「できる限り多くのお客さまに配分が行われるよう、当選順位に従って1単元ずつの配分とさせていただきます。なお、複数の抽選で重複して当選した場合でも、当選株数は1単元とさせていただきます。」と明記されているからです。
つまり、岡三オンライン証券では基本的には、1人1票でIPOの抽選がされ、IPOは1銘柄につき100株しか当選しないのです。IPOの当選本数より、IPOの申込者数が多いことを考えると、複数当選は考えにくいです。
ここで、例外となるときを考えると、IPOの配分が多いときは、複数当選の可能性があるかもしれません。
例えば、岡三オンライン証券が主幹事のときは、もしかしたら複数当選することがあるかもしれません。このときは、多めにIPOの申し込みをしたら、良いことが起きるかもしれません。
このように、岡三オンライン証券でIPOが複数当選することは原則ありませんので、IPOの申し込みは「100株」だけで十分です。
岡三オンライン証券は、IPOの委託幹事になることがある
岡三オンライン証券は、ときどきIPOの委託幹事になることがあります。
委託幹事とは、IPO募集要項が書かれた目論見書(もくろみしょ)には記載されていませんが、主幹事証券や幹事証券からIPOの販売を委託された裏幹事のことです。
通常、主幹事や幹事になった証券会社からしかIPOの申し込みはできません。しかし、委託幹事を任された証券会社からもIPOに応募をすることができます。
また、委託幹事は、申し込みライバルが少ないため、IPO当選に有利とも考えられます。
このように、委託幹事は正式に発表されないため、複数の証券会社からIPOの申し込みをするとき、けっこう見落としがちです。
このとき、委託幹事の証券会社からも忘れずにIPOに申し込めば、抽選の機会を増やすことができます。
特に、同グループの岡三証券が主幹事証券のときに注目です。なぜなら、このときは岡三オンライン証券にもIPOの割当が多くされるからです。
岡三オンライン証券からIPOは補欠当選するのか?
岡三オンライン証券からIPOが補欠当選するのか気になる人も多いと思います。
私は、岡三オンライン証券から「ソフトバンク」のIPOが補欠当選しました。しかし、初値が上昇しそうではなかったので辞退しました。
岡三オンライン証券からIPOが補欠当選したら、良い銘柄なら購入申込をして、イマイチな銘柄なら辞退をするようにしましょう。
岡三オンライン証券のIPOのメール通知
管理人が公式サイトを見て調べたときは、「IPO通知メール」の記載が見当たらなかったので、念のため問合せをして回答を頂きました。
質問1:新しいIPOの取り扱いが決まったとき、「IPOお知らせメール」などのメール通知サービスはありますか?
質問2:IPOの抽選結果が出た後、当選結果をお知らせするメール通知サービスはありますか?
質問1と2は、それぞれ回答1と2に対応しています。
回答1:システムでの配信サービスのご用意がございません。
回答2:落選された方については弊社より当選結果の通知メールをお送りさせていただく(途中省略)当選・または補欠当選の結果を通知するメールサービスについては現状ご用意がございません。
ここで注意点ですが、岡三オンライン証券のIPO抽選結果のメール通知は、他の証券会社と逆のパターンです。
一般的な証券会社は、IPOに当選・補欠当選した申込者に対して、「購入申込忘れ」を防ぐためにメールを送っています。
一方、岡三オンライン証券では、IPO落選時にメールが送られてきます。これは、メールを待っているだけだと、IPOに当選したのに気づかない可能性が高いです。
そのため、岡三オンライン証券でIPOに申し込んだときは、抽選日の翌朝にログインして抽選結果を確認する方が確実です。
岡三オンライン証券の口座開設の費用や口座管理料は無料
岡三オンライン証券の口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料はかからないので心配いりません。
できるだけ多くの証券口座を開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。