IPO当選のチャンスを増やしたいけど、資金が限られていて、IPOに申し込める証券会社が少ない人もいるはずです。
ここで、IPOの前受金が不要(0円)で申し込める証券会社があることをご存知でしょうか?
前受金がいらない証券会社を利用すれば、申し込み資金が0円でもIPOの抽選に参加できます。つまり、資金が限られていても、IPOの抽選機会を増やせるのです。
そこでこのページでは、IPO申し込み時に前受金がいらない証券会社を8つお伝えします。IPOに使える資金は限られているけど、IPO当選確率を上げたい方は、参考にしてください。
目次
IPO申し込み時に前受金が不要な証券会社8つ
証券会社 | IPO取扱実績 | ネット配分(抽選方法) | IPO抽選ルール |
岡三オンライン証券 | 多い | 10%(1人1票) | 詳細 |
野村證券 | やや多い | 10%(1人1票) | ー |
いちよし証券 | やや多い | 10%(1人1票) | ー |
むさし証券 | 少ない | 10%(1人1票) |
詳細 |
松井証券 | 少ない | 10%(1人1票) | 詳細 |
HS証券 | 少ない | 10%(1人1票) |
ー |
ライブスター証券 | 少ない | 100%(1人1票) | 詳細 |
DMM.com証券 | 少ない | 100%(1人1票) | 詳細 |
上の表にある証券会社は、前受金なしでIPOに0円で申し込める証券会社です。
つまり、IPOに申し込むときに事前入金不要で、当選後に資金を入金すればよいのです。
ここで、どこの証券会社から優先してIPOに申し込むべきかを悩む人も多いと思います。
以下、IPOの取扱実績の多い順に、岡三オンライン証券、野村證券、いちよし証券、むさし証券、松井証券、HS証券、ライブスター証券、DMM.com証券の8社を詳しくお伝えします。
岡三オンライン証券
グループ会社の岡三証券が幹事のとき、委託販売が期待される証券会社
【岡三オンライン証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が多いネット証券
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・IPOの抽選をステージ別に行っているが、優遇対象者は少ないと思われる
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・グループ会社の「岡三証券」が主幹事のときに、IPOが多く回ってきてチャンス
岡三オンライン証券は、IPOの取り扱いが多いです。また、ライバルの数が少ないため、穴場な証券会社です。
岡三オンライン証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
47社 (52%) | 20万人 | 100%(1人1票など) | 〇 | 〇 | 〇 |
野村證券
【野村證券のIPO抽選のポイント!】
・IPO主幹事実績がトップクラス
・一般的に、IPOは主幹事証券会社に約8割~9割ほど割当られる
→当選本数が多いため、主幹事証券会社からIPOに申し込むことは当選の近道
・野村證券のネット配分は約10%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
野村證券は、IPOの主幹事実績がトップクラスです。一方、IPOのネット配分が少なく、抽選のライバル数も多いため、IPOにはなかなか当たりません。
仮にIPOに当たるとしても、あまり儲からない(当選本数の多い)銘柄も配分されるようです。これに関しては、事前にIPO銘柄の初値予想や評判を調べておきましょう。
野村證券からネット申込でIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加することです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
37社 (41%) | 530万人 | 10%(1人1票) | 〇 | × | × |
いちよし証券
【いちよし証券のIPO抽選のポイント!】
・2018年10月1日より、「インターネット」からもIPOに申し込めるようになりました!
・IPO取扱実績は、そこそこ多い
・抽選配分が10%
・裁量配分が90%
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
抽選配分とは、無作為に当選者を選出して、IPOを平等に配分することです。一方、裁量配分とは、証券会社の裁量で優先的に得意客にIPOを配分することです。
ただし、いちよし証券へのIPOの割当枚数が「50単元未満」のときは、抽選には回りません。
いちよし証券からIPOに当選するコツは、IPO申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、特にIPO割当の多い主幹事のときは必ず申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
31社 (34%) | 20万人 | 10%(1人1票) | 〇 | × | × |
むさし証券
IPO申し込み時に前受金が不要、少額投資家に心強い証券会社
【むさし証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は少なめ
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が10%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
むさし証券は、IPOの取り扱いが少なめですが、ライバル数もそこまで多くはないと考えられます。そのため、IPO投資では、押さえておきたい証券会社です。
むさし証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
12社 (13%) | 少ない | 10%(1人1票の完全抽選) | 〇 | × | × |
松井証券
IPOの申し込み方法が改善された証券会社
【松井証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、やや少ない
・ネット配分は約70%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要に変更!
松井証券は、IPOの取り扱いはやや少ないです。しかし、IPOのネット配分が多く、申込方法も改善されたので、意外と狙い目の証券会社です。
松井証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
9社 (10%) | 150万人 | 70%(1人1票の完全抽選) | 〇 | 〇 | 〇 |
HS証券
【HS証券(エイチ・エス証券)のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、やや少ない
・口座数は少なく、ライバルも少ない
・ネット配分が10%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・取引実績などによって、IPOポイントが付与される
HS証券では、取引や信用建株の残高によって、IPOポイントが付与されます。このIPOポイントを使うことで、通常よりIPOに当選しやすくなります。
ただし、IPOポイントを貯めるために手数料を落とすのは、あまり効率的ではないかと思います。
なぜなら、HS証券では、IPOの取扱実績が少ないからです。また、主幹事になることもほとんどなく、IPOの割当も少ないのです。
HS証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加することです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
9社 (10%) | 11万人 | 10%以上(1人1票など) | 〇 | 〇 | 〇 |
ライブスター証券
2017年にIPOに新規参入した期待の証券会社
【ライブスター証券のIPO抽選のポイント!】
・2017年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・2018年12月から、「IPO専用申込画面」の申込方法に変わりました!
ライブスター証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、ライバルの数も少ないので、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
ライブスター証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
4社 (4%) | 少ない | 100%(1人1票の完全抽選) | 〇 | × | 〇 |
DMM.com証券(DMM株)
2019年にIPOに新規参入した期待のネット会社
DMM株からついにIPOが申し込めるようになりました!
【DMM株のIPO抽選のポイント!】
・2019年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・DMM株にIPOが割り当てられなかった場合、抽選は行われない
DMM.com証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
DMM.com証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
0社 | 70万人 | 100%(1人1票) | 〇 | 〇 | 〇 |
IPO当選後のキャンセルでペナルティがなく、IPO申込の前受金も不要な証券会社
証券会社 | 当選辞退・ペナルティ | IPO申込前受金 | IPO取扱実績 | IPO抽選ルール |
岡三オンライン証券 | 可能・なし | 不要 | 多い | 詳細 |
野村証券 | 可能・なし | 不要 | やや多い | ー |
いちよし証券 | 可能・なし | 不要 | やや多い | ー |
むさし証券 | 可能・なし | 不要 | 少ない | 詳細 |
松井証券 | 可能・なし | 不要 | 少ない | 詳細 |
HS証券 | 可能・なし | 不要 | 少ない | ー |
ライブスター証券 | 可能・なし | 不要 | 少ない | 詳細 |
DMM.com証券 | 可能・なし | 不要 | 少ない | 詳細 |
上の表の証券会社は、IPO当選後のキャンセルでペナルティがなく、IPO申込前受金も不要です。
つまり、申し込めるときは、とりあえずIPOに申し込んでおくべき証券会社なのです。なぜなら、管理人のような少額投資家でも、上記の証券会社を使えば、IPOの抽選機会を増やすことができるからです。
ここで、IPOの初値予想は、上場日が近づくと変わっていることもあります。最初は、あまり儲からないと思われていたIPO銘柄でも、後で初値予想が上方修正されることもあるのです。
このとき、IPOに申し込んでおけば当選のチャンスがあったかもしれません。なぜなら、少し不人気なIPO銘柄の方が当選しやすいからです。明らかに儲かるのが分かっている銘柄は、申し込みが殺到するので当選もしにくいのです。
上の画像は、実際に管理人が「オプトラン」のIPOに、大和証券のネット申込から当選したときです。
この銘柄は、最初のIPO初値予想では、あまり儲からないだろうと言われていました。しかし、上場日が近づくにつれて、初値予想が上方修正されて、実際に初値売りで10万円近く利益が出ました。
このIPOは、岡三オンライン証券、野村證券、むさし証券からも申し込むことができましたので、申し込んでおけば良かったと後悔している人もいるはずです。
このように、証券会社のIPO抽選ルールを知っていれば、IPOの抽選機会を増やせるのです。
当サイト内の「IPOにおすすめ証券会社」に、各証券会社のIPO抽選ルールも載せていますので、良ければ参考にしてください。