IPO(新規公開株)に当選するためには、証券会社選びが重要です。
なぜなら、IPOはどの証券会社にも平等に割当られるわけではないからです。ふつうにやっていたら、なかなかIPOには当選しないので、管理人は以下のことを意識しています。
【IPO証券会社選びの5つのポイント!】
1.保有証券口座は多い方が良い! なぜなら、IPO抽選機会が増えるから
2.主幹事や幹事などのIPO取扱実績が多い証券会社から、口座を開設していこう!
3.資金が少ない人でも、IPO申し込みの事前入金が不要な証券会社を使えば、IPO抽選機会を増やせる!
4.口座数が少ない穴場な証券会社も使うと、ライバルが少なくてIPO当選に有利
5.証券会社ごとに、IPO抽選方法やルールを理解しておくと、迷わずIPO投資をおこなえる
上記のポイントに意識して、IPO投資ができる主な証券会社を以下にまとめました。
2020年のIPO企業数は93社でした。以下の証券会社は、2021年もIPOで期待大です!
証券会社 | IPO件数 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | 評価 | 抽選 |
SBI証券 | 85社(91%) | 600万人 | 50%(申込株数など) | S | 詳細 |
SMBC日興証券 | 52社(55%) | 354万人 | 10%(1人1票) | S | 詳細 |
岡三オンライン証券 | 39社(41%) | 27万人 | 100%(1人1票など) | S | 詳細 |
マネックス証券 | 50社(53%) | 191万人 | 100%(1人1票) | S | 詳細 |
岩井コスモ証券 | 39社41%) | 少ない | 10%(1人1票) | S | 詳細 |
SBIネオモバイル証券 | 11社(11%) | 少ない | 50%(50%優遇) | A | 詳細 |
松井証券 |
18社(19%) | 130万人 | 70%(1人1票) | A |
詳細 |
SBIネオトレード証券 | 7社(7%) | 少ない | 100%(1人1票) | A | 詳細 |
DMM株 |
5社(5%) | 少ない | 100%(1人1票) | A | 詳細 |
楽天証券 | 38社(40%) | 500万人 | 100%(申込株数など) | A | 詳細 |
GMOクリック証券 | 1社(1%) | 46万人 | 100%(1人1票) | B | 詳細 |
以上の内容を総合的に考えた結果、SBI証券、SMBC日興証券、岡三オンライン証券、マネックス証券、岩井コスモ証券の5社はIPO投資に絶対必要です。
さらに、IPOに申し込むときに事前入金がいらないため、松井証券、SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)、DMM株は、管理人のように資金の少ない投資家に必須な証券会社です。
本気でIPOに当選したい人は、表にある証券口座をすべて開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。
ここで、紹介している証券会社の口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料などの余分な費用はかからないので心配いりません。
もちろん、管理人は表のすべての証券口座を開設済みです。私は、複数の証券口座を開設してIPO申込回数を増やしたら、IPOに当たるようになりました!
IPOによっては、初値売りで100万円以上の利益になることもあります。IPOの抽選機会を逃さないために、早めに複数の口座を開設しておきましょう。
目次
【口座開設優先】IPO取扱実績が多い証券会社
IPO取扱実績が多いので、以下の5つの証券会社は口座開設を急ぐべきです。
SBI証券
IPOチャレンジポイントが魅力的
【SBI証券のIPO抽選のポイント!】
・IPOの取扱実績がネット証券でNO1
・ネット配分が約50%
・ネット配分の約7割が申込株数に応じた抽選
→資金が多い人ほど申込株数が増えるため当選に有利
・ネット配分の約3割がIPOチャレンジポイントによる抽選
→IPOチャレンジポイントによる抽選は、SBI証券にしかない方法
IPOチャレンジポイントは、使用数が多い人から順番にIPOに当選します。また、IPOチャレンジポイントは、150~300後半あれば当選も見えてきます。
SBI証券は、抽選のライバル数は多いですが、IPOの取り扱いが非常に多く、抽選に外れてもIPOチャレンジポイントが貯まるため、おすすめの証券会社です。
SBI証券からIPOに当選するコツは、特にIPO割当の多い主幹事のときに申込株数を増やすこと、IPOチャレンジポイントをコツコツ貯めることです。
表:SBI証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 85社 (91%) |
口座数 | 600万人 |
ネット配分(抽選方法) | 50%(申込株数35%、IPOチャレンジポイント15%) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
SMBC日興証券
IPOの取扱数が業界トップ水準の証券会社
【SMBC日興証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO主幹事実績や取扱実績がトップクラス
・一般的に、IPOは主幹事証券会社に約8割~9割ほど割当られる
→当選本数が多いため、主幹事証券会社からIPOに申し込むことは当選の近道
・SMBC日興証券のネット配分は約10%(1人1票)
・IPO当選後のキャンセルで、1ヶ月間のペナルティがある
SMBC日興証券は、抽選のライバル数は多いですが、IPOの主幹事実績や取扱実績が業界トップ水準です。
総合的に考えると、IPOの当選本数が多いので、SMBC日興証券はIPO投資に必須の証券会社です。
SMBC日興証券からネット申込でIPOに当選するコツは、特にIPO当選本数の多い主幹事のときの申し込み回数を増やすこと、良いIPO銘柄のときは再抽選にも参加することです。
表:SMBC日興証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 52社(55%) |
口座数 | 354万人 |
ネット配分(抽選方法) | 10%(1人1票)、ステージ別抽選5% |
NISA | 〇 |
未成年 | × |
ジュニアNISA | × |
岡三オンライン証券
グループ会社の岡三証券が幹事のとき、委託販売が期待される証券会社
【岡三オンライン証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が多いネット証券
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・IPOの抽選をステージ別に行っているが、優遇対象者は少ないと思われる
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・グループ会社の「岡三証券」が主幹事のときに、IPOが多く回ってきてチャンス
岡三オンライン証券は、IPOの取り扱いが多いです。また、ライバルの数が少ないため、穴場な証券会社です。
岡三オンライン証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:岡三オンライン証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 39社 (41%) |
口座数 | 27万人 |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票など) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
マネックス証券
特に初心者がIPO投資をするなら必須の証券会社
【マネックス証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が豊富なネット証券
・ネット配分は100%
・IPOの抽選は、応募株数に関係なく1人1票
→資金量に関係なく、すべての投資家に公平な抽選方式
マネックス証券は、抽選のライバル数はやや多いです。しかし、IPOの取り扱いが豊富にあり、1人1票の完全抽選方式で公平であるため、特に初心者にはIPO投資に必須の証券会社です。
マネックス証券からIPOに当選するコツは、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:マネックス証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 50社 (53%) |
口座数 | 191万人 |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
岩井コスモ証券
実はIPO投資で有力な証券会社
【岩井コスモ証券のIPO抽選のポイント!】
・意外にIPO取扱実績が多い
・口座数が少なく、IPOに穴場
・ネット配分は10%(1人1票)
・IPO抽選時期が遅い
岩井コスモ証券は、IPOの取り扱いが多く、ライバルの数も少ないです。そのため、露出は少ないですが、IPOで有力な証券会社です。
岩井コスモ証券からネット申込でIPOに当選するコツは、二段階のIPO申込み方式を利用して、少ない資金でもIPO抽選機会を増やすことです。
つまり、他の証券会社のIPO抽選結果が分かってから資金移動をしても、岩井コスモ証券のIPO抽選に間に合います。
表:岩井コスモ証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 39社 (41%) |
口座数 | 少ない |
ネット配分(抽選方法) | 10%(1人1票) |
NISA | × |
未成年 | × |
ジュニアNISA | × |
IPOの申し込みの事前入金(前受金)が不要な証券会社
IPOの資金不足に悩んでいる方は、以下の2つの証券口座を早めに開設しておくべきです。
なぜなら、IPOに申し込むときに事前入金(前受金)が不要で、当選後に資金を入金すればよいからです。つまり、資金が少なくても、以下の証券会社を使えば、IPOの抽選機会を増やすことができます。
松井証券
よりIPOに申し込みやすくなった証券会社
【松井証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、やや少ない
・ネット配分は約70%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
松井証券は、IPOの取り扱いはやや少ないです。しかし、IPOのネット配分が多く、申込方法も改善されたので、意外と狙い目の証券会社です。
松井証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:松井証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 18社 (19%) |
口座数 | 130万人 |
ネット配分(抽選方法) | 70%(1人1票) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
SBIネオトレード証券(旧ライブスター証券)
SBIグループに新しく入った証券会社
【SBIネオトレード証券のIPO抽選のポイント!】
・SBIグループに新しく加入して、IPO取り扱いアップに期待!
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
SBIネオトレード証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。
しかし、ライバルの数も少ないので、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
また、SBI証券から委託販売がくる場合がありますので、口座開設だけは早めにしておきましょう。
SBIネオトレード証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:SBIネオトレード証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 7社 (7%) |
口座数 | 少ない |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票) |
NISA | 〇 |
未成年 | × |
ジュニアNISA | 〇 |
DMM.com証券(DMM株)
2019年にIPOに新規参入した期待のネット会社
【DMM株のIPO抽選のポイント!】
・2019年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要、0円で抽選に参加できる!
・DMM株にIPOが割り当てられなかった場合、抽選は行われない
DMM.com証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
DMM.com証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:DMM.com証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 5社(5%) |
口座数 | 少ない |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
IPOに使える資金が多いとき、当選に有利な証券会社
多くの証券会社では、IPOの申込株数を増やしても意味がなく、1人1票で抽選が行われます。
一方、SBI証券や楽天証券では、IPOの申込株数に応じて抽選が行われます。そのため、IPOに使える資金が多い人におすすめの証券会社です。
楽天証券
【楽天証券のIPO抽選のポイント!】
・IPOの取扱実績は多い
・ネット配分が100%
・IPOの申込株数に応じた抽選
→資金が多い人ほど申込株数が増えるため当選に有利
・IPOの抽選を「取引実績によるカテゴリー制」で行っているが、優遇対象者は少ないはず
ただし、委託幹事のときは、「取引実績によるカテゴリー制」で抽選はされず、完全平等抽選になります。
楽天証券は、抽選のライバル数は多いですが、IPOの取り扱いが多いです。ネット配分しかなく、申込株数に応じて抽選が行われるため、資金が多い人にとっては狙い目の証券会社と言えます。
楽天証券からIPOに当選するコツは、取引実績など気にせず申込株数を増やしてIPOに申し込むこと、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:楽天証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 38社 (40%) |
口座数 | 500万人 |
ネット配分(抽選方法) | 100%(申込株数など) |
NISA | × |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | × |
IPOに穴場な証券会社
口座数(ライバル)が少なく、IPOに穴場な証券会社を紹介します。
GMOクリック証券
【GMOクリック証券のIPO抽選のポイント!】
・IPOの取扱実績はとても少ない
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・GMOグループの会社が上場するときに、IPO当選のチャンスが大きい
GMOクリック証券は、IPOの取り扱いはとても少ないです。一方、ライバルの数も少なく、ネット配分が多いのが特徴です。
ここで、IPO発表後に口座を開設しようとすると、混雑で口座開設に遅れが生じて、IPOに申し込めない可能性も考えられます。抽選機会を逃さないために、IPOの発表がある前に先に口座を開設しておきましょう。
GMOクリック証券からIPOに当選するコツは、特にGMOグループ上場のIPO申し込み忘れをしないこと、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
表:GMOクリック証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 1社 (1%) |
口座数 | 46万人 |
ネット配分(抽選方法) | 100%(1人1票) |
NISA | 〇 |
未成年 | 〇 |
ジュニアNISA | 〇 |
「ひとかぶIPO」でIPOの取り扱い始まっています!
SBIネオモバイル証券
SBI証券でIPOを取り扱うときに、ネオモバにも配分のチャンス
SBIネオモバイル証券(ネオモバ)とは
Tポイントで有名なCCCマーケティング株式会社とSBI証券との合弁会社です。
2019年4月より、スマホ専用の証券会社としてサービスを始めました。 Tポイントを使って、1株から投資ができるのが大きな特徴です!
ネオモバの「ひとかぶIPO」でIPOの取り扱いが始まっています!
特に、SBI証券から委託販売がくる場合がありますので、口座開設だけは早めにしておきましょう。
なぜなら、通常の口座開設は数日でできます。しかし、もしIPO取り扱いの発表があったら、混雑して口座開設が遅れ、IPOに申し込めないかもしれないからです。
ただし、使わなくても口座管理費(サービス利用料)が毎月200円(税抜き)かかることが難点です。
一方、利用料が発生していると、毎月200ポイントの期間固定Tポイントがもらえます。
そのため、口座を開設して初期設定やクレジットカード登録などを済ませたら、IPOの取り扱いがくるまで、サービス利用を「一時停止」にしておくことをおすすめします。
そうすれば、翌月からは、サービス利用料が発生しなくなります。
表:SBIネオモバイル証券のIPO情報まとめ
2020年IPO取扱実績 | 11社(11%) |
口座数 | 少ない |
ネット配分(抽選方法) | 50%(50%優遇) |
NISA | – |
未成年 | – |
ジュニアNISA | – |