岩井コスモ証券のIPO抽選方法やルール、IPO取扱実績、IPO当選のコツ

岩井コスモ証券は、IPOの取り扱いが多く、ライバルの数も少ないです。そのため、露出は少ないですが、IPOで有力な証券会社です。

岩井コスモ証券からネット申込でIPOに当選するコツは、二段階のIPO申込み方式を利用して、少ない資金でもIPO抽選機会を増やすことです。

つまり、他の証券会社のIPO抽選結果が分かってから資金移動をしても、岩井コスモ証券のIPO抽選に間に合います。

表：岩井コスモ証券のIPO情報まとめ

2024年IPO取扱実績	35社(41%)
口座数	16万人
ネット配分（抽選方法）	10%（1人1票）
NISA	〇
未成年	×

岩井コスモ証券のIPO取扱実績

表：岩井コスモ証券の過去のIPO取扱実績

2024年	2023年	2022年	2021年	2020年	2019年	2018年
３５件	４２件	３７件	４５件	３９件	３６件	３４件

岩井コスモ証券は、証券会社の中でもIPOの取扱実績が多い方です。特に、管理人のようにIPOの抽選資金が少ない人は、早めに口座を開設しておきたいところです。

岩井コスモ証券のIPOの手数料は数百円

表：岩井コスモ証券でIPOを売るときの手数料

約定金額	売買手数料（税込）
１０万円まで	８８円
２０万円まで	１７６円
３０万円まで	２６４円
５０万円まで	４４０円
１００万円まで	８８０円

※お得な「アクティブコース(1日定額制)」の手数料を載せています。

岩井コスモ証券からIPOを買うときは、手数料が０円です。一方、IPOを売るときは、株の売買手数料（税込）がかかります。

岩井コスモ証券の「アクティブコース(1日定額制)」の株の売買手数料（税込）は、約定金額ごとに見ると表のとおりです。

ここで、「スタンダードコース(1約定ごと)」だと、約定代金500万円以下で手数料1,000円かかってしまうので、アクティブコースが断然お得です！

つまり、岩井コスモ証券のIPOの手数料は、アクティブコースにしておくと、売るときに数百円しかかかりません。

岩井コスモ証券は、ネット銀行で資金移動がしやすい

表：岩井コスモ証券で即時入金が使えるネット銀行

提携ネット銀行	即時入金
ゆうちょ	〇
三菱UFJ	〇
三井住友	〇
みずほ	〇
りそな	〇
PayPay	〇
楽天	〇
住信SBIネット	×
セブン	〇

多くのIPOに申し込むために、資金移動の機会が増えますので、ネット銀行があると便利です。

上の表に、岩井コスモ証券で「振込手数料無料の即時入金サービス」が使えるネット銀行を載せています。管理人は、多くの証券会社で使えるので、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」をよく使っています。

岩井コスモ証券は、二段階のIPO申込み方式（後期型）

一般的にIPOは、ブックビルディング（需要申告）期間に申し込みをして、抽選結果を待ちます。

しかし、岩井コスモ証券は、ブックビルディング後の「購入期間」でもIPOの申し込みが必要です。

つまり、同じIPOに二回申し込まなければなりませんので、少し面倒です。

そのため、岩井コスモ証券でIPOを申し込まない人もいます。結果的に、ライバルが少なくなるので、当選に有利とも考えられます。

岩井コスモ証券は、IPOの資金をいつまでに入金すれば良いのか？

岩井コスモ証券では、IPOに申し込むとき、「購入申込時」に資金があれば問題ありません。

これは、後から資金を入れれば良いので、IPO投資に使える資金が少ないときはありがたいです。

なぜなら、一般的な証券会社より抽選時期が遅いため、他の証券会社でIPOに落選した後からでも、岩井コスモ証券のIPO抽選に参加ができるのです。ただし、入金は不要ですが、事前にブックビルディングに参加をしておく必要はあります。

そのため、他の証券会社でIPO落選後に、ネット銀行を使って資金移動をすれば、岩井コスモ証券の「購入申込」に間に合うのです。

この方法を利用すれば、IPOの申し込み資金が１回分しかなくても、抽選に２回参加することができます。

ネット銀行を使って、資金移動をするときの注意点

一般的な証券会社の出金は、翌営業日あるいは翌々営業日と少し時間がかかります。

具体的には、営業日の１５：３０分までに出金指示をすれば翌営業日に出金され、１５：３０分以降であれば翌々営業日に出金されることが多いです。

一方、岩井コスモ証券の入金は、１５時までならリアルタイムで行われます。

つまり、他の証券会社でIPOが落選したら、すぐに資金移動を開始しましょう。そうすれば、岩井コスモ証券の「購入申込」に間に合います。

岩井コスモ証券は、IPO購入申込時に資金拘束がされる

岩井コスモ証券は、IPO購入申込時に資金拘束がされ、買付余力から資金が差し引かれます。

そのため、購入申込時に複数のIPO銘柄があるとき、それぞれ資金が必要になります。つまり、岩井コスモ証券からは、同一資金で複数のIPOの抽選は受けられません。

例えば、IPO銘柄A３０万円とIPO銘柄B２５万円を同じ時期に購入申込をするとき、両方申し込むためには５５万円の資金が必要となります。

しかし、資金拘束されるタイミングが他の証券会社とズレているので、IPO投資に使える金額が少ない管理人でも重宝しています。

岩井コスモ証券は、IPO当選後のキャンセルはできない

岩井コスモ証券は、IPOを二段階の申し込みにしているため、IPO当選後のキャンセルはできません。

そのため、事前に銘柄分析をしっかり行い、自信を持ってIPOに申し込む必要があります。

一方、銘柄分析が途中だったり、話題性など様子を見たいときは、当選のキャンセルが可能な証券会社から申し込むのも一つの手だと言えます。

岩井コスモ証券からIPOが複数当選することはあるのか？

管理人が公式サイトを見て調べたときは、「IPOは複数当選することがない」と書かれているのが見当たらなかったので、念のため問合せをして回答を頂きました。

質問１と２は、それぞれ回答１と２に対応しています。

以上のことから、岩井コスモ証券では、１人１票でIPOの抽選がされ、IPOは１銘柄につき１００株しか当選しないことがわかりました。

つまり、資金効率を考えると、岩井コスモ証券では「１００株」だけIPOに申し込んでおけば十分なのです。

岩井コスモ証券からIPOは補欠当選するのか？

岩井コスモ証券からIPOが補欠当選するのか気になる人も多いと思います。

ここで、岩井コスモ証券の公式サイトによれば、IPOの補欠当選の記述はありません。つまり、岩井コスモ証券では、IPOの補欠当選はないのです。

おそらく、IPOの抽選結果が上場日近くに出るため、繰上抽選をする日程の余裕がないからだと思います。

岩井コスモ証券のIPOのメール通知

IPOのメール通知に関しても、同様に問い合わせをして回答を頂きました。以下が質問とその回答です。

質問３と４は、それぞれ回答３と４に対応しています。

つまり、残念ながら岩井コスモ証券でIPOのメール通知サービスは、いまのところありません。

これは、人によっては、少し不便に感じるかもしれません。しかし、管理人はライバルが少ない穴場な証券会社として考えていますので、IPOのメール通知サービスがなくても十分重宝しています。

また、管理人は、手帳やパソコンのメモ帳などでIPOのスケジュールを管理しているので、特に不便に感じたことはありません。

岩井コスモ証券の口座開設の費用や口座管理料は無料

岩井コスモ証券の口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料はかからないので心配いりません。

できるだけ多くの証券口座を開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。岩井コスモ証券の口座は、公式サイトから開設できます。