【SMBC日興証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO主幹事実績や取扱実績がトップクラス
・一般的に、IPOは主幹事証券会社に約8割~9割ほど割当られる
→当選本数が多いため、主幹事証券会社からIPOに申し込むことは当選の近道
・SMBC日興証券のネット配分は約10%(1人1票)
・IPO当選後のキャンセルで、1ヶ月間のペナルティがある
SMBC日興証券は、抽選のライバル数は多いですが、IPOの主幹事実績や取扱実績が業界トップ水準です。
総合的に考えると、IPOの当選本数が多いので、SMBC日興証券はIPO投資に必須の証券会社です。
SMBC日興証券からネット申込でIPOに当選するコツは、特にIPO当選本数の多い主幹事のときの申し込み回数を増やすこと、良いIPO銘柄のときは再抽選にも参加することです。
SMBC日興証以外にも、当サイトでは「IPOにおすすめの証券会社」を載せていますので、良ければ参考にしてください。
表:SMBC日興証券のIPO情報まとめ
2022年IPO取扱実績 | 47社(52%) |
口座数 | 270万人 |
ネット配分(抽選方法) | 10%(1人1票)、ステージ別抽選5% |
NISA | 〇 |
未成年 | × |
ジュニアNISA | × |
目次
SMBC日興証券のIPO取扱実績
表:SMBC日興証券の過去のIPO取扱実績
2022年 | 2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 |
47件 | 81件 | 52件 | 61件 | 66件 | 71件 | 64件 |
SMBC日興証券は、IPO取扱実績がトップクラスで多いです。また、割当の多い主幹事を務めることも多くありますので、早めに口座を開設しておきたいところです。
SMBC日興証券での管理人のIPO当選実績(2回)
表:SMBC日興証券での管理人のIPO当選実績
上場日 | 2018年12月 | 2019年7月 |
企業名 | ソフトバンク | ブシロード |
公募価格 | 1,500円 | 1,890円 |
初値 | 1,463円 | 2,204円 |
初値売り利益 | -3,700円 | 31,400円 |
当選したとき | 共同主幹事 | 主幹事 |
残念ながら、ソフトバンクのIPOでは、初値売りで少し損をしてしまいました。
しかし、一般的なIPOであれば、初値売りで10万円以上の利益になることが多いですので、やはりIPO投資は魅力的です。
実際に管理人も、IPO投資をして合計で数十万円の利益を得ています。
SMBC日興証券のIPOの手数料は数百円である
表:SMBC日興証券でIPOを売るときの手数料
約定金額 | 売買手数料(税込) |
10万円まで | 137円 |
20万円まで | 198円 |
30万円まで | 275円 |
50万円まで | 440円 |
100万円まで | 880円 |
SMBC日興証券からIPOを買うときは、手数料が0円です。一方、IPOを売るときは、株の売買手数料(税込)がかかります。
SMBC日興証券「ダイレクトコース」の株の売買手数料(税込)は、約定金額ごとに見ると表のとおりです。ダイレクトコースとは、オンライントレード専門の証券口座です。
つまり、SMBC日興証券「ダイレクトコース」のIPOの手数料は、売るときに数百円しかかかりません。これは、店舗型証券の中では安い手数料と言えます。
SMBC日興証券は、ネット銀行で資金移動ができる
表:SMBC日興証券で即時入金が使えるネット銀行
提携ネット銀行 | 即時入金 |
ゆうちょ | 〇 |
三菱UFJ | 〇 |
三井住友 | 〇 |
みずほ | 〇 |
りそな | × |
PayPay | 〇 |
楽天 | × |
住信SBIネット | × |
セブン | × |
多くのIPOに申し込むために、資金移動の機会が増えますので、ネット銀行があると便利です。
上の表に、SMBC日興証券で「振込手数料無料の即時入金サービス」が使えるネット銀行を載せています。管理人は、多くの証券会社で使えるので、ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」をよく使っています。
SMBC日興証券のIPO優遇特典となる「ステージ別抽選」とは?
SMBC日興証券のダイレクト口座では、IPOで当選しなかった人を対象に、資産残高に応じて再抽選が行われます。
具体的には、上の画像にあるように、4つのステージにて当選確率が変動する「ステージ別抽選」が5%の配分で行われます。つまり、お得意様ほど、IPO抽選でも優遇されるのです。
しかし、該当する人は少ないと思われますので、あまり気にする必要もないでしょう。
SMBC日興証券は、IPOの資金をいつまでに入金すれば良いのか?
SMBC日興証券では、IPOに申し込むために、ブックビルディング(需要申告)時に資金が必要です。
つまり、買付余力がないとIPOに申し込むことができませんので、ネット銀行などを利用して口座に入金しておく必要があります。
SMBC日興証券は、IPOブックビルディング(需要申告)時に資金拘束される
SMBC日興証券では、IPO需要申告時に資金拘束がされるため、同一資金で複数のIPOに申し込むことはできません。
資金拘束とは、IPOの申込から抽選までの間、買付余力から資金が差し引かれることです。
そのため、IPO銘柄A30万円とIPO銘柄B25万円が同じ時期に募集されていたとき、両方申し込むためには55万円の資金が必要となります。
このように、SMBC日興証券では、需要申告時に資金拘束がされます。そのため、IPOの募集が集中していて使える資金が限られていると、抽選機会を増やすのがやや難しいです。
しかし、SMBC日興証券は、IPOの主幹事実績や取扱数が多いです。管理人は、SMBC日興証券が主幹事のときは、優先してIPOの申し込みをしています。
SMBC日興証券は、IPO当選後のキャンセルでペナルティがある
【SMBC日興証券 IPO当選後のキャンセルでペナルティ】
・今後「1ヶ月間」は、IPOの申し込みができない。
・同時期に申し込んでいた他のIPOの抽選も無効になる。
補足ですが、最初の抽選が終わった後で「補欠申込」を行わなかったり、補欠申込を取消をしたときは、ペナルティはありません。
初値売りで損をしそうなら、ペナルティ覚悟でIPO当選後にキャンセルするべきか?
明らかに初値売りで損をしそうな銘柄に当選をしてしまったとき、管理人ならペナルティ覚悟でキャンセルをすると思います。
なぜなら、今後1ヶ月間でIPOに当選をして、損した分を取り返せる可能性が低いからです。
ただし、12月や3月であれば、IPOが多い時期で当選も考えられますので、ペナルティの方を避けるかもしれません。
まとめると、「どの程度の損が出そうなのか?」や「今後のIPOの予定」を考え、最終的にキャンセルするかどうかを決めると思います。
SMBC日興証券は、最初のIPO抽選結果に「落選」表示が存在しない
一般的な証券会社のIPO抽選結果は、「当選」「補欠当選」「落選」の3つのどれかになります。
しかし、SMBC日興証券は、最初の抽選結果で「落選」表示が存在しません。つまり、SMBC日興証券は「当選」か「補欠」のどちらかしかありません。
そのため、SMBC日興証券は、「補欠」表示が事実上の落選となります。なぜなら、上の画像にあるように、当選者以外は全員が「補欠」だからです。また、補欠申し込みをした後、補欠が繰り上がらないと「落選」になります。
SMBC日興証券のIPO補欠から、繰り上げ当選を狙うべきか?
SMBC日興証券で補欠になったとき、当選者辞退の「繰り上げ当選」を狙うことができます。しかし、管理人はあまり積極的に再抽選には参加していません。
なぜなら、当選者は、ペナルティを覚悟してでも損を回避したいと思うからキャンセルをするからです。一般的に、儲かるようであれば、IPO当選後にキャンセルをしたいとは思いません。
そのようなIPOの再抽選に参加をするのは、初値売りで損をする可能性が高いとも考えられます。
加えて、「補欠申込」をするときも、資金拘束が発生しますので、他のIPOに資金を使うことができません。
ただし、初値上昇が大きく見込めるIPOでは、当たれば大きな儲けが期待できるので、再抽選に参加するときもあります。
また、SMBC日興証券が主幹事のときも、「繰り上げ当選」が通常より期待できますので、「補欠申込」をするべきでしょう。
SMBC日興証券からIPOが複数当選することはあるのか?
IPOの申し込み株数を100株ではなく、数百株で申し込むとIPOが複数当選するのか気になる人も多いと思います。
しかし、SMBC日興証券では、申し込み株数を増やしても、複数当選することはありません。
なぜなら、上の画像にもあるように、公式サイトに「当社の配分ルールにより、当選数量は、1口座あたり最低申込単位数量のみとなっております。」と明記されているからです。
つまり、SMBC日興証券の場合、IPOは1銘柄につき100株しか当選しないのです。
結果、SMBC日興証券は、需要申告時に資金拘束がされてしまうことを考えると、「100株だけ」IPOに申し込むのが一番資金効率が良いのです。余った資金は、他の証券会社のIPOの申し込みに回しましょう。
SMBC日興証券のIPOのメール通知
SMBC日興証券では、IPOのメール通知をしてくれる便利なサービスがあります。
SMBC日興証券で新しく取り扱うIPOのお知らせメール
上の画像のように、SMBC日興証券で「IPO/POお知らせメール」の通知を設定しておくと、新しくIPO/POの取り扱いが決まったときにメールで知らせてくれます。このサービスは大変便利ですので、管理人も重宝しています。
「IPO/POお知らせメール」の設定は、ログイン後に「各種お手続き」→「口座情報」→「 株式関連情報」の「IPO/POお知らせメール 」の「設定」からできます。
SMBC日興証券のIPO抽選結果のメール
抽選日の夜になると、上の画像のように、SMBC日興証券からIPO抽選結果のメールが届きます。需要申告した人全員に届くので、メール通知の設定は必要ありません。
メール内に抽選結果の内容も書いてありますので、わざわざログインして結果を確認しなくてもよいのです。
SMBC日興証券の口座開設の費用や口座管理料は無料
SMBC日興証券の口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料はかからないので心配いりません。
できるだけ多くの証券口座を開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。また、当サイトでは、SMBC日興証券以外にも「IPOにおすすめの証券会社」を載せていますので、良ければ参考にしてください。