IPOに当選しやすくなるために、ライバルの少ない証券会社を探している人も多いと思います。
ここで、口座数やライバルが少なく、IPOに当選しやすい証券会社がどこかが気になる人も多いはずです。
しかし、IPOに応募した人数は、証券会社から公表されているわけではありませんので、正確にはわかりまん。また、証券会社や銘柄の違いによって応募人数は異なります。
このような理由から、IPOの申込人数を断言することは難しいのです。しかし、各証券会社の口座数を参考にすると、どのくらいライバルがいるかが参考になると思います。
そこでこのページでは、「証券会社の口座数を述べたあと、IPOで穴場な証券会社」をお伝えします。
目次
証券会社の口座数、IPO取扱実績、ネット配分、IPO抽選
証券会社によって、口座数(ライバル)に差があります。
以下の表に、口座数の少ない順に証券会社を載せていますので参考にしてください。
これは、各社HPなどから2018年のデータをもとに作成しています。また、口座数が不明な証券会社については、おおよその位置づけをしています。
ただし、口座数は日々刻々と変わっていきますので、多少のズレはあると考えてください。
証券会社名 | 口座数 | IPO取扱実績 | ネット配分 | IPO抽選 |
岡三オンライン証券 | 20万人 | 多い | 100% | 詳細 |
丸三証券 | 少ない | 少ない | 10% | 詳細 |
立花証券 | 少ない |
とても少ない | 10% | 詳細 |
むさし証券 | 少ない |
少ない | 10% | 詳細 |
ライブスター証券 | 少ない |
少ない | 100% | 詳細 |
GMOクリック証券 | 37万人 | とても少ない | 100% | 詳細 |
岩井コスモ証券 | 42万人 | やや多い | 10% | 詳細 |
DMM.com証券 | 70万人 | 少ない | 100% | 詳細 |
カブドットコム証券 | 111万人 | やや少ない | 100% | 詳細 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 135万人 | やや多い | 10% | ー |
松井証券 | 150万人 | やや少ない | 70% | 詳細 |
みずほ証券 | 175万人 | 多い | 10% | ー |
マネックス証券 | 180万人 | 多い | 100% | 詳細 |
大和証券 | 300万人 | 多い | 15% | ー |
楽天証券 | 320万人 | 少ない | 100% | 詳細 |
SMBC日興証券 | 337万人 | とても多い | 10% | 詳細 |
SBI証券 | 450万人 | とても多い | 50% | 詳細 |
野村證券 | 530万人 | 多い | 10% | ー |
ここで、やはり大手の店舗型証券(総合証券)やネット証券ほど口座数が多いことが分かります。
一方、特定の地域に強い店舗型証券やあまり知られていないネット証券は、口座数が少ない傾向にあります。このような証券会社が、IPO投資で穴場な証券会社なのではないでしょうか?
IPOで穴場な証券会社
口座数が少ない証券会社がIPO投資に穴場だと考えられます。
具体的には、口座数が100万人を下回っているので、岡三オンライン証券、GMOクリック証券、丸三証券、岩井コスモ証券、立花証券、むさし証券、ライブスター証券、DMM.com証券は、IPOに穴場な証券会社だと言えます。
特に、岡三オンライン証券、むさし証券、ライブスター証券、松井証券、DMM.com証券は、IPO申し込みの前受金が不要です。IPOの資金不足に悩みがちな人は、早めに口座を開設しておき、IPO抽選機会を増やしましょう。
また、IPOの取扱実績がやや多いのに、口座数が比較的少ない岩井コスモ証券が穴場な証券会社で狙い目です。
このように、IPOに当選するために、口座数の少ない穴場な証券会社からも応募をすることが重要だと考えています。
IPO申し込み時に前受金がいらない証券会社
IPOに申し込むときに事前入金が不要な岡三オンライン証券、松井証券、ライブスター証券、むさし証券について、IPO取扱実績や抽選ルールなどをもう少し詳しくお伝えします。
岡三オンライン証券
グループ会社の岡三証券が幹事のとき、委託販売が期待される証券会社
【岡三オンライン証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績が多いネット証券
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が100%(1人1票)
・IPOの抽選をステージ別に行っているが、優遇対象者は少ないと思われる
・IPO申込の事前入金が不要
・グループ会社の「岡三証券」が主幹事のときに、IPOが多く回ってきてチャンス
岡三オンライン証券は、IPOの取り扱いが多いです。また、ライバルの数が少ないため、穴場な証券会社です。
岡三オンライン証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
47社 (52%) | 20万人 | 100%(1人1票など) | 〇 | 〇 | 〇 |
松井証券
IPOの申し込み方法が改善された証券会社
松井証券のIPO申し込み方法が、2018年9月以降に新しく変更になりました! 具体的には、以下の3つが挙げられます。
【変更点】
①IPOの申し込みは、二段階から1回で抽選に参加できるようになりました!
②IPOの抽選に参加するとき、事前入金がいりません! 当選して購入申込をするときに、入金をすれば良いのです。
③IPO当選後のキャンセルも、ペナルティなしできるようになりました! IPO当選後に購入申込をしなければ、「辞退」したと見なされます。
【松井証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、やや少ない
・ネット配分は約70%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
松井証券は、IPOの取り扱いはやや少ないです。しかし、IPOのネット配分が多く、申込方法も改善されたので、意外と狙い目の証券会社です。
松井証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPOの抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
9社 (10%) | 150万人 | 70%(1人1票の完全抽選) | 〇 | 〇 | 〇 |
ライブスター証券
2017年にIPOに新規参入した期待の証券会社
【ライブスター証券のIPO抽選のポイント!】
・2017年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
・2018年12月から、「IPO専用申込画面」の申込方法に変わりました!
ライブスター証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、ライバルの数も少ないので、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
ライブスター証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
4社 (4%) | 少ない | 100%(1人1票の完全抽選) | 〇 | × | 〇 |
むさし証券
IPO申し込み時に前受金が不要、少額投資家に心強い証券会社
【むさし証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は少なめ
・口座数は少なく、ライバルも少なく穴場
・ネット配分が10%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
むさし証券は、IPOの取り扱いが少なめですが、ライバル数もそこまで多くはないと考えられます。そのため、IPO投資では、押さえておきたい証券会社です。
むさし証券からIPOに当選するコツは、抽選資金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
12社 (13%) | 少ない | 10%(1人1票の完全抽選) | 〇 | × | × |
DMM.com証券(DMM株)
2019年にIPOに新規参入した期待のネット会社
DMM株からついにIPOが申し込めるようになりました!
【DMM株のIPO抽選のポイント!】
・2019年にIPOに新規参入
・IPOの取扱実績はまだ少ない
・ネット配分は100%(1人1票)
・IPO申込の事前入金が不要
・DMM株にIPOが割り当てられなかった場合、抽選は行われない
DMM.com証券は、IPOの取り扱いはまだ少ないです。しかし、今後のIPOの取り扱いを期待して、口座を開設しておくべきです。
DMM.com証券からIPOに当選するコツは、申し込みの前受金が不要なのを利用して、良い銘柄であれば毎回IPO抽選に参加すること、委託幹事のときもIPOに申し込むことです。
2018年IPO取扱実績 | 口座数 | ネット配分(抽選方法) | NISA | 未成年 | ジュニアNISA |
0社 | 70万人 | 100%(1人1票) | 〇 | 〇 | 〇 |