仮条件が強気なため、初値予想を上方修正しています。
Sansan(サンサン)は、法人向け名刺管理サービス「Sansan」、個人向け名刺管理アプリ「Eight」の提供などを行なっています。
目次
「Sansan」のIPO情報まとめ
上場日 | 銘柄名 | 評価 | 上場市場 | 申込期間 | 公募価格 | 初値 | 主幹事 |
6/19 | Sansan | 1 | マザーズ | 6/3 ~6 |
4,500円 | 4,760円 | 野村 |
「評価」による管理人のIPO申込姿勢は以下のとおりです。
5:熱望、4:全力、3:積極、2:悩ましい、1:不参加
※証券会社によって、申込期間が早く終わるところもあるので、早めに申し込みをしましょう。
「Sansan」のIPO初値予想(管理人の独自予想)
想定価格4,075円、仮条件4,000円〜4,500円である「Sansan」のIPO初値は、4,000円~5,000円と予想します。
仮条件が強気なため、初値予想3,500円~4,500円を上方修正しています。
「仮条件がどのようになるか?」がポイントですが、上場規模が大きいので公募割れも考えられます。
そのため、私は、SansanのIPO申し込みを見送る予定です。管理人は、次の6つの要因をもとに初値予想をしています。
①上場市場
Sansanは、今回、新興市場の「マザーズ」に上場するので、初値上昇にプラスです。
②IPOの当選本数、上場規模
SansanのIPO当選数は、86,365本ですので、かなり当たりやすいです。また、想定価格は4,075円で平均よりとても高い金額です。
つまり、当選本数はかなり多く、想定価格は平均よりとても高いです。総合的に見ると、上場規模が大型な案件ですので、大きな初値上昇は難しいでしょう。
③事業内容(強みや独自性、新規性)
Sansan(サンサン)は、法人向け名刺管理サービス「Sansan」、個人向け名刺管理アプリ「Eight」の提供などを行なっています。
事業内容に期待が持て、話題性もあるので、初値が上昇しやすいでしょう。
一方、「当選本数が多い」、「業績がイマイチ」、「ロックアップ契約が弱い」点が初値上昇にマイナス要因です。
総合的に考えると、IPOでは、あまり人気化しないと思います。
④直近の企業業績
売上高
当期純利益
目論見書を見ると、売上は、右肩上がりで伸びています。
一方、当期純利益は、5期連続で赤字です。直近はどうなるかまだわかりませんが、赤字になりそうです。
補足ですが、2018年5月期に広告宣伝費を約44億円以上計上しているのが赤字の要因と言えます。
欲を言うと、Sansanには、黒字化してから上場をして欲しかったです。
まとめると、Sansanは成長性はあります。しかし、5期連続の赤字は、投資家からすると微妙ですので、初値上昇にマイナス要因です。
⑤ロックアップ契約
株価の下落を防ぐための、既存株主からの売り出しを一時的にさせないロックアップ契約は、以下のとおりです。
・35.90%の大株主に90日間
・合わせて16%以上の株主に90日間(公募価格の1.5倍で解除)
・4.83%の株主に長めの180日間
・5.62%の株主は継続保有
それ以外の株主には、ロックアップ契約がかかっていません。
全体的に見るとロックアップ契約が弱い印象ですので、大きな初値上昇は難しいです。
⑥外的要因
直近の株式市場の影響を多少受けることになるかと思います。現時点では、どちらに影響するかまだわかりません。
ここで、小型の「日本グランデ」とも同じ日に上場します。しかし、「日本グランデ」のIPOは規模が小さいので、「Sansan」の初値にほとんど影響はないでしょう。
「Sansan」のIPO初値予想(みんなの意見、アンケート)
SansanのIPO初値予想は?
- 公募価格の1.0~1.5倍 (53%, 23 Votes)
- 公募割れ (37%, 16 Votes)
- 公募価格の1.5~2.0倍 (7%, 3 Votes)
- 公募価格の3倍以上 (2%, 1 Votes)
- 公募価格の2.0~2.5倍 (0%, 0 Votes)
- 公募価格の2.5~3.0倍 (0%, 0 Votes)
Total Voters: 43
良ければ、「Sansan」のIPO初値予想に投票願います。選択肢にチェックを入れて、「Vote」のクリックで投票でき、みんなの投票結果が表示されます。
初値がつく前に意見が知りたいので、投票期限は上場6月19日の9時までとします。
「Sansan」のIPO幹事証券
IPO主幹事証券
野村證券
IPO副幹事証券
SMBC日興証券 ←オススメ
IPO幹事証券
大和証券
みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
カブドットコム証券 ←委託販売がくるかも
極東証券
どこの証券会社から「Sansan」に申し込むべきか?
今回のIPOは、公募割れも考えられます。少しでも損をしたくないなら、今回は申し込まない方が良いでしょう。
申し込むとしたら、主幹事の野村證券、副幹事のSMBC日興証券、ネット配分100%のマネックス証券や楽天証券、IPOチャレンジポイントの貯まるSBI証券などからネット申し込みができます。
また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券から委託販売がきたら、ネット配分ほぼ100%のカブドットコム証券からの申し込みも可能です。
管理人は、IPOチャレンジポイントを貯めるために、SBI証券からだけ申し込みをしておきます。
もし、当選・補欠当選をしてしまった場合、辞退をする予定です。