あなたは、NISA口座からIPO投資ができる証券会社をご存知でしょうか?
IPO(Initial Public Offering)とは、企業が株式市場に新規に上場することです。投資家は、上場した株を自由に売買できるようになります。上場するときに新しく株式市場に売り出される株を「新規公開株」といいます。
IPO投資とは、証券会社からIPOを抽選で取得して、初値がついたらすぐに売ることです。
また、NISA口座を利用することで、IPO投資で得た利益を非課税にすることができます。
ここで、NISA口座の登録がまだの人もいるかと思います。NISA(ニーサ)とは、2014年に始まった少額非課税投資制度のことです。株や投資信託から得た配当金や売買益に対して約20%かかる税金が、一定期間非課税になります。2016年から、非課税枠が100万円/年から120万円/年に増額され、最大5年間で600万円の枠となりました。
そこでこのページでは、NISA口座からIPOが申し込める証券会社がどこかをお伝えします。
NISA口座からIPOが申し込める証券会社
証券会社 | 2016年引受実績 | ネット配分(抽選方法) | NISA口座 | IPO抽選ルール |
SBI証券 | 76社 | 50%(応募株数など) | 〇 | 詳細 |
マネックス証券 | 46社 | 100%(1人1票) | 〇 | 詳細 |
ライブスター証券 | 0社 | 100%(1人1票) | 〇 | 詳細 |
松井証券 | 11社 | 70%(1人1票) | 〇 | 詳細 |
GMOクリック証券 | 1社 | 100%(1人1票) | 〇 | 詳細 |
丸三証券 | 9社 | 10%(1人1票) | 〇 | 詳細 |
多くの証券会社でNISA口座を設立することができます。
しかし、すべての証券会社でNISA口座を利用してIPO投資ができるわけではありません。例えば、楽天証券などは、NISA口座でIPOを買うことができません。
ここで、NISA口座を設立するためには、まずは普通に証券口座を設立する必要があります。証券口座の設立後、NISA口座として手続きをすることで売買益が非課税になります。また、新しい証券口座の設立とNISA口座への手続きは同時に行えます。
NISA口座は、1人1口座しか開設できないため、どの証券会社を選ぶべきか悩むかと思います。ただし、1年ごとに金融機関の変更は可能ですので、他が良ければ途中で切り替えても良いでしょう。
結論から言うと、私は、IPOの引受実績が多い証券会社をNISA口座にすることをオススメします。なぜなら、せっかくNISA口座を設立してもIPOに当選しないと非課税の恩恵は得られないからです。
SBI証券、マネックス証券は、IPOの引受が多いため、NISA口座にすることをおすすめします。
管理人はどこの証券会社でNISA口座にしているか?
私は、IPO投資のためにSBI証券をNISA口座にしています。
ここで、NISA口座の開設には、住民票の取得や税務署の審査があるため1ヶ月ほどかかります。また、証券会社で「住民票取得代行サービス」を利用する場合は、最大で2カ月程度の期間がかかります。
つまり、IPOが発表されてからNISA口座を開設して、非課税の恩恵を受けようとしても絶対に間に合いません。
管理人は、IPO当選後にNISA口座の開設ができていなかったことに気づき、非課税にできなかった苦い経験があります。
そのため、NISA口座にする証券会社を決めたら、早めに手続きを始めてください。