あなたは、株式投資のメリット、デメリットをご存知でしょうか?
株式投資とは、資金調達をするために企業が発行する株式を売買することです。この株式は、証券会社を通じて一般の人も売買することができ、株式を保有することで会社所有者の一員になれます。
ここで、株式投資をすることで多くのメリットがある一方、少なからずデメリットも存在します。そのため、株式投資を始める前に、長所と短所を把握しておきたい人も多いと思います。
そこでこのページでは、株式投資のメリット、デメリットについてお伝えします。
目次
株式投資のメリット
1.株価の値上がり益(キャピタルゲイン)が得られる
株式投資で利益を得る主な方法として、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)があります。株価の値上がり益のことを、キャピタルゲインと呼びます。
例えば、30万円の株式を買付け、1年後に33万円で売却をすれば、3万円のキャピタルゲインを得ることができます。
ここで、日本の法律では、キャピタルゲインに対して約20%の課税がされますので、実際にはその分を差し引いた金額が手元にくることになります。
このように、株式投資で利益を得る代表的な方法として、株価の値上がり益(キャピタルゲイン)があります。株で利益を得る場合、このキャピタルゲインが大きな収益源となります。
2.配当金(インカムゲイン)が得られる
会社の株を保有していると、配当金として、稼いだ利益の一部をもらうことができます。
この配当金は、3月に株を保有しているともらえることが多いです。なぜなら、3月に決算を迎える会社が多く、このときに株主に利益の一部を配当金として還元するためです。
また、9月に中間配当として、配当金を出す企業もあります。
ここで注意点ですが、企業が配当金を出した後の株価は下がることが多いです。
なぜなら、企業から株主に利益が還元されると言うことは、資金が外部に流出していることになるからです。
つまり、配当金として株主に還元した分、会社の価値が下がることになります。配当後に株価が落ちることを「配当落ち(権利落ち)」と言います。
このように、配当金をもらえたときは得をしているように感じます。しかし、このとき株価も下落していますので、損得はゼロになります。
3.株主優待が得られる
株主優待とは、条件を満たした株主に対して、企業が感謝の意味を込めてモノやサービス券を贈ることを言います。
株主優待には、自社商品の詰め合わせ、割引きチケット、食事券、お米、金券(クオカード、商品券、図書カードなど)などがあり、企業によって優待内容が異なります。
ここで、株主優待はすべての企業が実施しているわけではありませんが、個人投資家に人気があるため、多くの企業が優待を出すようにしています。
管理人も、株主優待を楽しみに株式投資をしています。
(ご参考)株主優待の内容と取得時の注意点
4.貸株で金利が得られる
貸株とは、保有している株を証券会社に貸し出すことです。貸株をすると、年間0.5%前後の金利を受け取ることができます。
これは、銀行預金をした場合の金利より有利と言えます。なぜなら、銀行預金では0.1%以下の金利になるときが多いからです。
また、株が値上がりした場合、自分の名義に戻して株を売却をすれば、キャピタルゲインを得ることもできます。
5.株主総会に参加できる
株主総会では、会社の基本的な方針や重要な事項を決定します。
条件を満たした株主であれば、この会議に参加をすることができます。また、株主総会に参加をすることで、自社製品やその割引券、お菓子、金券などのお土産をもらえることもあります。
ここで、3月決算の企業が多いため、株主総会は6月に開催されることが多いです。ただし、平日に行われることがほとんどなので、会社員の方だと総会に参加をすることが難しいかもしれません。
しかし、経営者の生の声が聞けるため、管理人も一度は参加してみたいと考えています。
6.株式保有がインフレ対策になる
株は、インフレに強い金融商品と言われています。
インフレ(インフレーション)とは、お金の価値が下がり、物価が上昇することです。
例えば、今まで1万円で買えていたものが1万200円を出さなければ買えないとすると、「2%のインフレが起きた」と言います。
つまり、インフレとは、お金の価値が下がってしまったので、余分にお金を出さなければモノが買えなくなってしまうことです。
一方、このインフレが起きるときには、中長期的に株価の上昇が見込めます。なぜなら、企業も商品の値段を上げて販売をするため、利益が増えて企業価値が上がるからです。
そのため、インフレが起きた場合、預金(現金)だけを保有しているより、株を保有している方がお金の価値が下がるのを防ぐことができます。
このような理由から、株式保有はインフレ対策になると言えます。
7.金融リテラシーの向上
個人差はありますが、株式投資を始めることで金融リテラシーの向上が期待できます。
正直、「お金の問題」は、一生付きまとうことです。
一方、日本の学校教育では、「お金の勉強」をする機会がありません。管理人は、幸運にも大学と大学院でファイナンスや投資理論を学び機会があったため、少しは金融や投資について理解をしているつもりでした。
しかし、実際に株式投資を始めるまでは知らないことも多く、当事者として株主になってから気づいたことも多いのです。
例えば、株主優待では、多くの企業が自社のアピールも含めて独自の優待内容を考えています。このような具体的なことは、大学院であっても学ぶ機会はありませんでした。
別の例を挙げると、IPO(新規公開株)でどのような銘柄が高い初値を付けるかを具体的には知りませんでした。
しかし、自分のお金でIPO(新規公開株)投資をしてきたため、今では、どのような銘柄を購入すれば儲けることができるのかある程度分かるようになりました。
IPO(新規公開株)投資とは、証券会社からIPO(新規公開株)を抽選で取得して、初値がついたらすぐに売る方法です。
このように、実際に株式投資を始めたことで学んだことはたくさんあり、以前より金融リテラシーの向上が図れたのではないかと感じています。
株式投資のデメリット
1.株価の値下がり損(キャピタルロス)を被る
キャピタルゲインの反対で、株価が値下がりしたときには、キャピタルロスを被ります。
株式投資には、リスクも付きものであることを覚えておいてください。
そのため、管理人は、株式投資は余剰資金で行うべきだと考えています。万一、会社が倒産をしてしまった場合、株券が紙くずになってしまいます。
また、初心者の方であれば、少額から株式投資を行うことをオススメします、このとき、少額であれば、株価が下落してしまっても損が少なくて済むからです。
しかし、管理人が推奨するIPO(新規公開株)投資であれば、初心者でも株式投資で高い勝率を上げることができます。
(ご参考)「無料の宝くじ」と言われるIPO(新規公開株)投資とは何か?
まとめ
このページでは、株式投資のメリット、デメリットについてお伝えしました。もう一度、おさらいをしますと以下のとおりです。
メリット
1.株価の値上がり益(キャピタルゲイン)が得られる
2.配当金(インカムゲイン)が得られる
3.株主優待が得られる
4.貸株で金利が得られる
5.株主総会に参加できる
6.株式保有がインフレ対策になる
7.金融リテラシーの向上
デメリット
1.株価の値下がり損(キャピタルロス)を被る
株式投資を始める前に、長所と短所を把握するための参考になったら幸いです。
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