あなたは、SBI証券のIPO(新規公開株)の申し込み~売り方をご存知でしょうか?
証券会社によってIPOの申し込み方法や売り方は異なりますので、操作に少し戸惑うかもしれません。
このとき、画像付きの説明があれば操作を理解しやすいと思います。もし、IPOの申し込みができていなかったりしては、もったいないですから。
そこでこのページでは、管理人の体験談を交えて、SBI証券のIPOの申し込み~売り方を画像付きでお伝えします。
SBI証券のIPOの抽選方法については、当サイト内の「SBI証券のIPO抽選方法やルール、IPO取扱実績、IPO当選のコツ」を参考にしてください。
目次
SBI証券のIPO申し込み
SBI証券のIPOネット配分は、およそ50%(応募株数35%、IPOチャレンジポイント15%)です。
SBI証券の口座を開設していて、資金が入金済みとします。
1.SBI証券からブックビルディング(需要申告)へ参加
SBI証券からIPOを買うために、ブックビルディング(需要申告)の参加が必須です。
ブックビルディング(需要申告)とは、IPOの需要状況を把握するために、上場する会社が仮条件を投資家に提示することです。このブックビルディング終了後にIPOの抽選が開始されます。
①「国内株式」から「IPO・PO」をクリック
SBI証券にログイン後、「国内株式」から「IPO・PO」をクリックします。
②「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」をクリック
「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」をクリックします。
③ブックビルディングに参加する銘柄の「申込」をクリック
申し込みたい銘柄を選択して、ブックビル期間内に「申込」をクリックします。
④新規上場株式ブックビルディング申込
「申込株数」は、上限で入力してください。なぜなら、SBI証券では、申込株数に応じて抽選がされるため、申込株数が多いほど当選しやすくなるからです。
また、「価格」は仮条件の上限(今回は1,240円)を入力しないと、人当な銘柄は当選しません。
もしくは、「価格」は「ストライクプライス」にチェックを入れてください。ストライクプライスとは、どの価格になっても買う意思があるのを示すことです。つまり、「成行」と同じ意味です。
管理人の経験上、「価格」の上限を入力するより、「ストライクプライス」にチェックを入れる方が楽です。
⑤申込内容を確認して「申込」をクリック
申込内容を確認して「申込」をクリックします。
⑥ブックビルディング申込受付の確認
ブックビルディング申込の受付がされていることを確認します。
以上で、ブックビルディングの参加が完了です。あとは、抽選日まで待ち、抽選結果を確認します。
2.SBI証券のIPO抽選結果の確認
抽選日がきたら、抽選結果の出る18時以降に「新規上場株式ブックビルディング/購入意思表示」をクリックして、申し込んだIPO銘柄の抽選結果を確認します。
抽選結果は、「落選」か「当選/株数」で表示されます。このとき、申し込んだ銘柄が当選していたら、「購入意思表示」の日にちまで待ちます。
ここで、SBI証券のメールサービスでIPO抽選結果の通知がくるようにしておくと便利かと思います。
ただし、メールは、IPO「当選/補欠当選」のときだけ届き、落選したときは来ません。念のためログインして抽選結果を見るようにしましょう。落選していれば、IPOチャレンジポイントが貯まっているはずです。
メールの通知設定は、「口座管理」画面より、「お客さま情報設定・変更」>「Eメール通知サービス」>「新規上場(IPO)公募増資・売出(PO)当選/補欠当選通知」と進んで、「通知」にチェックを入れればOKです。
3.SBI証券で当選したIPOの「購入意思表示」をする
①「当選株購入」をクリック
「購入意思表示」の日にちが来ると、「当選株購入」と「辞退」のボタンが出てくるので、「当選株購入」をクリックします。
②「契約締結前交付書面を閲覧する」をクリック
「契約締結前交付書面を閲覧する」をクリックします。
③契約締結前交付書面の内容確認後、「内容を理解しました」をクリック
契約締結前交付書面の内容確認後、「内容を理解しました」をクリックします。
④「目論見書を閲覧する」をクリック
「目論見書を閲覧する」をクリックします。
⑤購入意思株数を入力
希望する「預かり区分」に「購入意思株数」を入力します。当選した株数すべてを入力してください。
⑥内容を確認して「購入」をクリック
内容を確認して「購入」をクリックしてください。
⑦購入意思表示の受付確認
購入意思表示の受付確認をします。
⑧購入の完了確認
購入が終わると、「購入意思表示」が上記のように表示されます。
SBI証券から当選したIPOを初値売りする
SBI証券からIPOを初値売りする方法をお伝えします。
IPOを初値売りするために、上場日の朝9時までに「成行」で現物売りの注文を出します。
ここで、上場日の前日には、まだ注文ができない点に注意してください。そのため、上場日当日の朝から株式市場が始まる午前9時までに注文を出してください。
①「口座管理」をクリック
SBI証券にログイン後、「口座管理」をクリックします。
②「現売」をクリック
ポートフォリオに購入したIPO銘柄が表示されるので、「現売」をクリックします。
③現物売りの注文入力
通常の株取引と同様に株数を入力します。ここで、市場が開き初値が決定したらすぐに約定させるために、価格は「成行」、期間は「当日中」を選択して注文確認画面に進みます。
④内容を確認後、「注文発注」をクリック
内容を確認後、「注文発注」をクリックします。
⑤注文受付の確認
後は、初値で約定するのを待つだけです。
ここで、初値が付くためには、需給が一致する必要があります。つまり、株式市場が開いても、適正価格になるまで注文が成立しません。
管理人が「No.1」を初値売りしたときは、上場日の午前中には初値が決まらず、午後になってからようやく初値が付き注文が約定しました。
このとき、初値がすぐに決まらないと、そわそわする人もいるかもしれません。
しかし、この場合、価格が上昇していて、初値売りをすると大きな利益が得られますので、しばらく待つようにしましょう。
⑥初値売りの利益をチェック
SBI証券にログイン後、「取引」の「当日約定一覧」から、初値がいくらだったかと初値売りの利益を確認します。
管理人が「No.1」を初値売りしたときは、初値が3,460円、公募価格が1,570円、100株当選だったので初値売り利益は189,000円となりました。
SBI証券での管理人のIPO当選実績(5回)
表:SBI証券での管理人のIPO当選実績
上場日 | 企業名 | 公募価格 | 初値 | 初値売り利益 | 当選したとき |
2015年12月 | インベスターズクラウド | 1,870円 | 3,615円 | 174,500円 | 主幹事 |
2017年3月 | No.1 | 1,570円 | 3,460円 | 189,000円 | 主幹事 |
2018年12月 | ソフトバンク | 1,500円 | 1,463円 | 0円=辞退 | 共同主幹事 |
2022年6月 | マイクロアド | 1,410円 | 1,290円 | -12,000円 | 主幹事 |
2022年12月 | アイズ | 2,200円 | 5,160円 | 296,000円 | 主幹事 |
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SBI証券は、IPOの取扱実績や主幹事実績が多いので、IPO投資に必須の証券会社です。
もし、まだSBI証券の口座を持ってないなら、早めの口座開設をおすすめします。証券口座は、公式サイトから開設できます。