IPOに当選するために、穴場な証券会社を探している人も多いと思います。
IPO(Initial Public Offering)とは、企業が株式市場に新規に上場することです。投資家は、上場した株を自由に売買できるようになります。上場するときに新しく株式市場に売り出される株を「新規公開株」といいます。
IPO投資は、初心者でも簡単にできて、勝率が高いというメリットがあります。しかし、人気があるため、IPOを買うときに抽選になり、当選しにくいという問題点もあります。
ここで、どの証券会社を利用するかでIPOの当選のしやすさがかわってきます。なぜなら、証券会社によって、IPO抽選の機会数が異なるからです。
また、せっかく証券口座を持っていても、ネットからIPOに申し込みができないと、時間がなくて応募ができないことがあります。
例えば、証券会社によっては、平日に店舗まで赴かなければIPOの申し込みができません。これは、会社勤めをしている人にとっては、IPO投資に不利な証券会社です。
しかし、多くの人が申し込みをするのが難しいため、ライバルが少なくIPO投資に穴場な証券会社と考えられるかもしれません。
そこでこのページでは、ネットからIPOに申し込めない穴場な証券会社がどこかをお伝えします。
目次
ネットからIPOに申し込めない穴場な証券会社
証券会社 | IPO(新規公開株)申込み方法 |
SMBCフレンド証券 | 店舗(主幹事のときだけネットも可能) |
いちよし証券 | 店舗または電話 |
アイザワ証券 | 店舗(一部はネットも可能) |
東洋証券 | 店舗(主幹事のときだけネットも可能) |
エース証券 | 店舗 |
極東証券 | 店舗 |
水戸証券 | 店舗 |
高木証券 | 店舗または電話 |
上記は、基本的にネットからIPOに申し込めない証券会社です。
もちろん、ここに載っている以外にも、ネットからの申し込みができない証券会社はあります。ここでは、IPO投資でよく見かける証券会社を挙げています。
SMBCフレンド証券
SMBCフレンド証券は、ネットからIPOの申し込みができるのが、基本的に主幹事証券のときだけです。
しかし、例外的に2015年上場の「日本郵政グループ」と2016年上場の「JR九州」がネットから申し込みができました。もちろん、このときSMBCフレンド証券は主幹事証券ではありません。
もしかしたら、今後も例外的にネットから申し込みができ、抽選機会が増えるかもしれません。ただ、あまり期待はできません。
また、SMBCフレンド証券は、SMBC日興証券と合併予定です。時期は、平成30年1月1日を予定しており、新会社名は「SMBC日興証券」となります。
つまり、SMBC日興証券ですでに口座を持っている人は、SMBCフレンド証券で口座を開設しても一つに統合されてしまいますので、IPOの抽選機会を増やすことができません。
いちよし証券
いちよし証券の場合、IPOの申し込みは、店舗に赴くか電話から行います。具体的に電話では、IPO専用フリーダイヤルからオペレーターにIPOを申し込みます。
ここで、電話での申し込みに抵抗がある人もいるかもしれません。私も電話は苦手ですが、オペレーターがていねいに対応をしてくれますので、問題なく注文ができます。
ただし、営業時間内に電話をする必要がありますので、忙しいサラリーマンの人だと日中に電話をすることが難しいかもしれません。
アイザワ証券
アイザワ証券は、ネットからIPOの申し込みができないときがあります。ここで、店舗に赴くか担当者とのつながりがあれば、IPOの申し込み機会を増やすことができます。
東洋証券
東洋証券は、ネットからIPOの申し込みができるのが、基本的に主幹事証券のときだけです。
しかし、例外的に2015年上場の「日本郵政グループ」がネットから申し込みができました。もちろん、このとき東洋証券は主幹事証券ではありません。
もしかしたら、今後も例外的にネットから申し込みができ、抽選機会が増えるかもしれません。ただし、あまり期待はできないです。
エース証券
エース証券は、ネットからIPOの申し込みができません。また、コール取引もできないため、IPOに申し込むためには、店舗に赴くか担当者とのつながりが必要です。
極東証券
極東証券は、ネットからIPOの申し込みができません。
IPOに申し込むためには、店頭に赴く必要があります。
水戸証券
水戸証券は、ネットからIPOの申し込みができません。
IPOに申し込むためには、店頭に赴く必要があります。
高木証券
高木証券は、ネットからIPOの申し込みができません。
そのため、IPOの申し込みは、店舗に赴くか電話から行います。
まとめ
このページでは、ネットからIPOに申し込めない穴場な証券会社がどこかをお伝えしました。もう一度、おさらいをしますと以下のとおりです。
SMBCフレンド証券・・・店舗(主幹事のときだけネットも可能)
いちよし証券・・・店舗または電話
アイザワ証券・・・店舗(一部はネットも可能)
東洋証券・・・店舗(主幹事のときだけネットも可能)
エース証券・・・店舗
極東証券・・・店舗
水戸証券・・・店舗
高木証券・・・店舗または電話
上記の証券会社は、多くの人が申し込みをするのが難しいため、ライバルが少なくIPO投資に穴場な証券会社と言えるかもしれません。
しかし、これらの証券会社は、裁量配分をする店舗型証券の色が強いです。正直、管理人は、IPO投資をこれらの証券会社からは積極的に行っていません。
裁量配分とは、証券会社の裁量で優先的に得意客にIPOを配分することです。つまり、お金持ちの得意客でないかぎり、IPOを手に入れやすいわけではないのです。
そのため、一般の人であれば、IPO投資をするならネットから申し込みができる証券会社を利用するのが良いと思います。
なぜなら、誰にでも平等にIPOに当選する機会があり、複数のネット証券を使うことで抽選機会を増やせるからです。
当サイト内の「IPO引受に強いネット証券」では、IPO投資に必須な証券会社をまとめていますので、参考にしてください。