【東洋証券のIPO抽選のポイント!】
・IPO取扱実績は、とても少ない
・口座数は少なく、ライバルも少ない
・主幹事のときのみ、ネット配分が10%(1人1票)
・IPO当選後のキャンセルで、1ヶ月間のペナルティがある
東洋証券は、ネットからIPOの申し込みができるのが、基本的に主幹事証券のときだけです。
そのため、ネットから申し込みをすると、ほとんど抽選機会がないのも事実です。
東洋証券からネット申込でIPOに当選するコツは、めったにないIPOの申し込みを忘れないことです。
東洋証券以外にも、当サイトではネットから申し込める「IPOにおすすめのネット証券」を載せていますので、良ければ参考にしてください。
表:東洋証券のIPO情報まとめ
2021年IPO取扱実績 | ネット申込は1件 |
口座数 | 18万人 |
ネット配分(抽選方法) | 10%(1人1票) |
NISA | 〇 |
未成年 | × |
ジュニアNISA | × |
目次
東洋証券のIPO取扱実績
表:東洋証券の過去のIPO取扱実績
2021年 | 2020年 | 2019年 | 2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 |
1件 | 0件 | 0件 | 0件 | 1件 | 1件 | 0件 |
上の表の件数は、ネットからIPOに申し込めた東洋証券のIPO取扱実績を載せています。残念ながら、東洋証券は、ネットから申し込めるIPOがとても少ないです。
当サイト内の「IPO投資に穴場なネット証券」に、もう少しIPO取り扱いが多く、穴場な証券会社を載せていますので、良ければ参考にしてください。
東洋証券のIPOの手数料は数百円
表:東洋証券でIPOを売るときの手数料
約定金額 | 売買手数料(税込) |
10万円まで | 880円 |
20万円まで | 880円 |
30万円まで | 880円 |
50万円まで | 880円 |
100万円まで | 880円 |
東洋証券からIPOを買うときは、手数料が0円です。一方、IPOを売るときは、株の売買手数料(税込)がかかります。
東洋証券の「ホームトレード」の株の売買手数料(税込)は、約定金額ごとに見ると表のとおりです。ホームトレードとは、オンライントレード専門の証券口座です。
つまり、東洋証券のIPOの手数料は、売るときに数百円しかかかりません。
東洋証券は、ネット銀行で資金移動ができる
表:東洋証券で即時入金が使えるネット銀行
提携ネット銀行 | 即時入金 |
ゆうちょ | 〇 |
三菱UFJ | 〇 |
三井住友 | 〇 |
みずほ | × |
りそな | × |
PayPay | × |
楽天 | × |
住信SBIネット | × |
セブン | × |
多くのIPOに申し込むために、資金移動の機会が増えますので、ネット銀行があると便利です。
上の表に、東洋証券と提携している金融機関を載せています。提携しているネット銀行からだと、証券口座への入金がほぼリアルタイムで行われます。
東洋証券は、IPOの資金をいつまでに用意すれば良いのか?
東洋証券では、IPOに申し込むために、ブックビルディング(需要申告)時に資金が必要です。
つまり、買付余力がないとIPOに申し込むことができませんので、ネット銀行などを利用して資金を入れておく必要があります。
東洋証券は、IPOブックビルディング(需要申告)時に資金拘束される
東洋証券では、IPO需要申告時に資金拘束がされるため、同一資金で複数のIPOに申し込むことはできません。
資金拘束とは、IPOの申込から抽選までの間、買付余力から資金が差し引かれることです。
そのため、IPO銘柄A30万円とIPO銘柄B25万円が同じ時期に募集されていたとき、両方申し込むためには55万円の資金が必要となります。
このように、東洋証券では、需要申告時に資金拘束がされます。そのため、資金が少ない投資家にとって、IPOの抽選機会を増やすのがやや難しいです。
東洋証券は、IPO当選後のキャンセルでペナルティがある
【東洋証券 IPO当選後のキャンセルでペナルティ】
・同時期に申し込んでいた他のIPOの抽選が無効になる。
・今後「1ヶ月間」は、IPOの申し込みができない。
補足ですが、補欠当選をしたあとに申込みを行なわなかった場合は、ペナルティにはなりません。
初値売りで損をしそうなら、ペナルティ覚悟でIPO当選後にキャンセルするべきか?
東洋証券は、ネットから申し込めるIPOは主幹事のときだけです。これは、2、3年に1回程度ですので、ペナルティ覚悟でキャンセルをしても良いでしょう。
東洋証券は、IPO抽選結果に「落選」表示が存在しない
一般的な証券会社のIPO抽選結果は、「当選」「補欠当選」「落選」の3つのどれかになります。
しかし、東洋証券は、「落選」表示が存在しません。つまり、東洋証券は「当選」か「補欠当選」のどちらかしかありません。
そのため、東洋証券は、「補欠当選」表示が事実上の落選となります。なぜなら、当選者以外は、全員が「補欠当選」だからです。
東洋証券のIPO補欠から、繰り上げ当選を狙うべきか?
東洋証券で補欠になったとき、当選者辞退の「繰り上げ当選」を狙うことができます。しかし、管理人はあまり積極的に再抽選には参加していません。
なぜなら、当選者は、ペナルティを覚悟してでも損を回避したいと思うからキャンセルをするからです。一般的に、儲かるようであれば、IPO当選後にキャンセルをしたいとは思いません。
そのようなIPOの再抽選に参加をするのは、初値売りで損をする可能性が高いとも考えられます。
加えて、「補欠申込」をするときも、資金拘束が発生しますので、他のIPOに資金を使うことができません。
ただし、初値上昇が大きく見込めるIPOでは、当たれば大きな儲けが期待できるので、再抽選に参加しても良いでしょう。
東洋証券からIPOが複数当選することはあるのか?
IPOの申し込み株数を100株ではなく、数百株で申し込むとIPOが複数当選するのか気になる人も多いと思います。
しかし、東洋証券では、原則、申し込み株数を増やしても、IPOが複数当選することはありません。
なぜなら、上の画像にもあるように、公式サイトに「当選数量は最低単元株数とさせていただきます。」と明記されているからです。
つまり、東洋証券では基本的には、1人1票でIPOの抽選がされ、IPOは1銘柄につき100株しか当選しないのです。東洋証券からのIPOの申し込みは、「100株」だけで十分です。
東洋証券のIPOのメール通知
残念ながら、東洋証券では、「新規IPOのお知らせ」や「IPOの抽選結果」などのメール通知は、いまのところありません。
ただし、IPOに当選したときは、「電話」で連絡をしてくれます。つまり、電話連絡がなかったら、IPOに落選したことになります。
東洋証券の口座開設の費用や口座管理料は無料
東洋証券の口座開設の費用、口座管理料はどちらも無料です。仮にあまり使わなくなったとしても、口座維持手数料はかからないので心配いりません。
ただし、1年以上取引がない状態だと、口座廃止になってしまうこともあるそうです。そのため、IPO以外にもたまに取引をして、口座廃止にならないようにしましょう。
また、できるだけ多くの証券口座を開設して、IPOの抽選機会を増やしましょう。
東洋証券以外にも、当サイトでは「IPOにおすすめの証券会社」を載せていますので、良ければ参考にしてください。