特に初心者の方は、IPOを買うために、どの証券会社を使うべきかがよく分からないかと思います。
IPO投資は、証券会社からIPOを抽選で買い、初値がついたらすぐに売ると勝率が高いのです。
しかし、IPOは人気があるため、買うときに抽選になり、当選しにくいという問題点もあります。
ここで、なんとなく、IPOには、野村證券か大和証券が良いことを知っている人も多いはずです。しかし、どちらを使うべきかを迷っている人もいるのではないでしょうか?
管理人は、IPOネット配分の多い「大和証券」の方が、野村證券よりIPO当選に近いと考えています。実際に管理人は、大和証券からネット申し込みでIPO当選実績があります。
そこでこのページでは、野村證券より大和証券を使うべき理由をもう少し詳しくお伝えします。
目次
野村證券より、IPOネット配分の多い大和証券を優先
管理人は、IPOネット配分の多い大和証券の方が、野村證券よりIPO当選に近いと考えています。大和証券のネット配分は15%に対して、野村證券のネット配分は10%しかありません。
もう少し詳しくお伝えするために、IPO投資で大和証券、野村證券を使うメリットをそれぞれ説明します。また、どのような人がIPOで大和証券、野村證券に向いているかもお伝えします。
IPOで大和証券を使うメリット
表:大和証券の過去のIPO取扱実績
2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 |
31件 | 43件 | 37件 | 43件 | 51件 | 23件 | 31件 |
IPOで大和証券を使うメリットは、IPOの取扱実績がやや多いことです。
大和証券は、主幹事証券を務めることも多いですので、IPOの当選本数が多いと言えます。
また、大和証券のIPO抽選配分は、合わせて15~25%で多いのです。
具体的に、大和証券のIPOの抽選方法は、ネット配分が10~15%で公平に当選者が決められます。また、ダイワのポイントプログラムで当選確率が上がる「チャンス抽選」が5~10%あります。
ダイワのポイントプログラムは、株式手数料や債券の買付金額などの取引実績に応じて、「交換ポイント」を貯めることで使えるのです。
このように、大和証券のIPO抽選配分は、少なくとも15%以上になります。これは、野村證券の抽選配分10%の1.5倍以上になります。
IPOで野村證券を使うメリット
表:野村證券の過去のIPO取扱実績
2018年 | 2017年 | 2016年 | 2015年 | 2014年 | 2013年 | 2012年 |
37件 | 38件 | 31件 | 44件 | 49件 | 35件 | 23件 |
IPOで野村證券を使うメリットは、IPOの取扱実績がやや多いことです。
また、野村證券は、主幹事証券を務めることも多いですので、IPOの当選本数が多いのです。
野村證券のIPOの抽選方法は、ネット配分が10%で公平に当選者が決められます。残りの90%のIPOは、お金持ちのお得意様に配分されてしまいます。
ただし、野村證券だと、売れ残った不人気なIPO銘柄がネットで多く配分されるようです。たしかに、お得意様が買ってくれなかったら、ネットで売りさばくしか方法がないのです。
そのため、事前にIPO銘柄の初値予想や評判を調べておきましょう。そうすれば、損をしそうなIPOをネットで申し込まなくて済みますから。
IPOで大和証券が向いている人
大和証券は、店舗型の証券会社ですので、お金持ちでお得意様になれる人の方がIPOでは有利です。ただし、ネット配分がないわけではありません。むしろ、他の店舗型証券よりも、ネット配分が多いのです。
ここで、店舗型証券が主幹事になるときは、ネット申し込みでも、IPOの割当がネット証券より多くなります。
例えば、IPOの当選本数が10,000本だとし、主幹事に9割割り当てられたとします。このとき、ネット配分15%だと、1,350本がネット申し込みの人に分配されます。
一方、ネット証券だと当選本数の2%くらいしか割り当てられません。つまり、ネット配分が100%だとしても、200本しか当選本数がないのです。
このように考えると、店舗型証券でも主幹事のときは、ネット申し込みでも、IPO当選本数がネット証券より多くなるのです。
そして、店舗型証券の方が、主幹事になる機会が多いのです。そうなると、店舗型証券のネット申し込みも、無視はできないのです。
IPOで野村證券が向いている人
大和証券と同様になりますが、ネット配分は10%です。
野村證券は、大和証券よりIPO取扱実績がやや少ないです。一方、主幹事実績については、野村證券の方が大和証券より少し多いです。
IPOでは、野村證券と大和証券のどちらが良いか?
IPOの取扱実績、ネット配分の多さを考えると、大和証券の方がIPO投資で重宝します。
実際に管理人は、大和証券からネット申し込みでIPO当選実績があります。
上の画像は、大和証券が主幹事証券のときに、「オプトラン」のIPOに100株当選したときです。このIPOを初値売りして、約9万5千円の利益を出すことができました。
そのため、口座開設を優先すべきなのは、野村證券ではなく、大和証券です。
また、当サイト内の「IPO当選の期待ができる証券会社」では、大和証券や野村證券以外にも、IPOに必要な証券会社をまとめていますので、良ければ参考にしてください。
IPOに申し込むときに事前入金が不要な証券会社もお伝えしていますので、IPO投資で資金不足に悩んでいる人は必見です。